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LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜

レノボのソリューション・サーバー製品に関する技術情報、お役立ち情報をお届けします

DX8200Dのご紹介【その1】

 Lenovo Storage DXシリーズ第三弾 DX8200D発表

皆さんこんにちは

本日は4月25日にリリースしましたLenovo Storage DX8200Dシリーズのご紹介を致します。こちらの製品はLenovoが発表したSDS製品第三弾のDataCore Software社のアプライアンス製品になります。

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製品のご説明をする前にDataCore社をご紹介いたします。

 

DataCore Softwareについて

1998年設立のソフトウェア・デファインド・ストレージのリーダーでありストレージ仮想化のパイオニアの会社です。全世界で1万社以上の顧客を持ち、日本においても数多くの顧客を持ちビジネスを展開しています。

そのDataCore社の代表的な製品として、SANsymphony-Vがあります。こちらのソフトウェアはPararrel I/O技術を利用してストレージをパフォーマンスを極限まで上げる(爆速)アーキテクチャになっており、アプリケーションの高速化などに利用されることが多い。

また、ストレージ仮想化の技術を利用することによりヘテロなストレージ環境の統合管理を実現します。

 

高パフォーマンスを実現するParallel I/O

最近のストレージで高パフォーマンスを求めるにはALL Flash構成のストレージを導入されることが多いですが、それではコストが高くなるだけになります。サーバのCPU・メモリを有効利用することで、SSDの多く用意することなく高パフォーマンスを出すことが可能になります。

Parallel I/Oのアーキテクチャについてお話します。

ムーアの法則とIOギャップ

 

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2007年以降になるとCPUの周波数と電圧の関係でマルチコア化が進み、CPUの周波数も抑えられている。

そのため、シリアルのIOで対応してもパフォーマンスが伸びなくなり、IO性能のギャップが発生する。

実際にシリアルI/OとパラレルI/Oでの違いを見ることにします。

 

シリアルI/O 対 パラレル I/O

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こちらの図でわかるように、左のシリアルI/Oの場合4つのDBのプロセスを処理を行うのに対してDiskのI/O側が1つコアでしか処理されていないとDiskのI/Oに待ちが生じてしまいます。

一方、右図のようにDBの処理プロセスに対して受け側のI/Oについてもマルチコアで処理を行うことにより効率よくI/Oを処理ができることが分かります。

これをもう少しわかりやすく図で示すと以下のようになります。

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例えばスーパーのレジなどで一つのレジしかない場合、混雑時は行列ができてしまいます。しかし、複数台のレジを用意すれば効率よく精算ができることと同じになります。Parellel I/Oはまさにこの並列処理を行うことにより、高速なDiskを多く搭載することなくパフォーマンスを向上されることが可能になります。

RAMをキャッシュヒットさせて最大10倍まで高速

SANsymphony-VにはParellel I/O以外にも高速化するアーキテクチャがあります。それがPoller Threadsになります。

通常Poller ThreadsはSANsymphonyをインストールしたWindowsサーバに常駐して動作します。以下の図にも記載がありますが、Pollingは20μsという非常に短い間隔になっておりこれがデータアクセスを高速させています。また1ノードあたり最大4TBまでメモリをキャッシュとして利用可能であることから、大容量のデータを処理することも可能にしています。

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業界最高速のI/Oパフォーマンス

 

アーキテクチャの話をしてきましたが、実際のパフォーマンスがどうなっているのか見てみましょう。ベンチマークの結果が以下のサイトで掲載されております。

Storage Performance Council: benchmark_results_spc1_top-ten

こちらのサイトを見て頂ければわかりますが、2位に大差をつけて1位になっています。

#1,  5,120,098.98
DataCore Software Corporation

#2,  3,010,007.37
Huawei Technologies Co, Ltd.

#3,  2,400,059.26
NetApp, Inc.

 

このようにサーバベースで実現するSDSは最新のCPU、大容量メモリを搭載したサーバを安価に購入できることから安価で高パフォーマンスのストレージが実現することができます。

アプリケーションのパフォーマンスでお困りの方は、是非DX8200Dを検討してみてはいかがでしょうか?

S2D検証レポートを公開しました。

S2Dのリファレンスアーキテクチャと検証レポート

Windows Server 2016の新機能といえばS2Dを目玉に挙げることが多いです。

数字が真ん中に入る略語だとi18nのようなものを思い浮かべますが、S○○Dというわけではありません・・。Storage Spaces Directはそのまま略すとSSDなのですが、S2Dです。今の時代SSDといえば Solid State Disk ですし。

Storage Spaces Directの訳し方ですが、ストレージ記憶域スペースと今はなっていますが、筆者の好みはS2Dです。今日はその中でLenovoの取り組みをご紹介します。

S2DリファレンスアーキテクチャのLenovo Press

LenovoはWorld WideではLenovo Pressにてリファレンスアーキテクチャを提供しています。その中ではPowerShellを使いこなして作るS2Dの構築方法等が書いてあるので

何も考えなければこのガイドを見ながら作成すればS2Dの環境が作れます。

lenovopress.com

 

こんな構成です。サーバー内のStorageをpoolして、CSV(Cluster Shared Volume)を切り出し、Virtual Diskを構成します。

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推奨構成としては、SSDもついてますしRDMA対応NICのMellanox ConnectX-4もついています。Chelsio社のNICに関してもコメントが最近はいったようです。iWARPやRoCEの機能を使う事でのベンチマーク結果は色々なところで上がっていますが、やはり使うなら使った方がいいですね。

S2D検証レポートの公開

ただし、英語で作られているガイドですので、ちょっと日本語だと はまるところがあります。多くのところがPowerShellのほうが融通が利くようになっています。“ローカルエリア接続” !? “ネットワーク接続” !?というところもあるので、変えられるところは2バイトから変更することがいいかもしれません。 

 

日本語対応もそうですが、国内でLenovoサーバーで作ってもらった検証レポートを公開します。かなり細かいデータを取っていますので是非是非参考にしてください。

 

※下記の中段にあります

Windows Server 2016新機能 「記憶域スペースダイレクト」実機検証結果レポート

http://www.lenovojp.com/business/solution/055/

 

一例の紹介ですが、運用中にディスク交換をするタイミングでのパフォーマンス検証を行いました。3方向ミラーでの構成をしていまして、その環境で1ノードのディスクを3本取り外します。ディスク復旧時には若干のパフォーマンス低下がありますが、徐々に障害前のスループットに復帰していきます。

 

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S2Dは今後Azure Stack等でもベースとなってくる技術ですし、軽くHCI構成を作る選択肢としてもありですね。 

 

Azure Stack Airlift 旅行記 その2

ベルビュー という町は

開催されたベルビューはレドモンドやシアトルにほどよく近い街です。

 

レドモンドはマイクロソフトの本社があることで知られています。マイクロソフト様にもお邪魔して、ビジターセンターでSurfaceやKinectにも触れてきました。

 

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あとはシアトルまで行くと、スターバックスやタリーズコーヒーに代表されるシアトル系コーヒーが有名ですよね!時差ボケもあることでセッションの間に何10杯のんだことか・・。

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システム管理ツールはHWベンダーのものを

さて、その2と書いたのですがHWベンダーの各社セッションを見たところで思ったのは、HWの管理・監視についてはベンダーごとに分かれることです。電源ON/OFF、システム管理ツールについては各社のツールを使うことは間違いなさそうです。そのうちAzure Portalに統合される可能性はゼロではありませんが。HW監視はその使い勝手等で慣れてるものか、すぐ使えるものがいいかなと思います。

LenovoのHW監視はXClarity Administratorというツールで管理します。シンプルにわかりやすく管理しやすい・・というところがポイントで、サーバー、Network、ラックを管理します。日本語も対応してますし、動きもHTML5ベースで軽快です。このツールなら基本的な機能は1時間くらいポチポチ使っていただければ慣れていただけると思います。詳細は今後ご紹介していきます。

Lenovo XClarity | レノボジャパン

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タブレット版、携帯版のアプリからも管理できるのでどこにいても管理ができてしまいます。

ワークライフバランスにはお気を付けください・・。

Azure Stack Airlift 旅行記 その1

Azure Stack Airliftきています。

3/27より開催されているAzure Stack Airlift in Bellevue 

Microsoft Azure Certified for Hybrid Cloud Airlift 2017

 

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弊社も参加しています。展示開始前に取ったので誰もいませんが・・。

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セッション等は秘密保持契約(NDA)ベースの情報となっていますので、出していい情報を聞いてみました。※現時点での情報ですので発表時には変更になる可能性もあります。

Azure Stack の 提供形態

 Azure StackはHWもSWも統合された1つのシステムとして提供されます。お客様環境にラックのまま届き、NWの設定等をおこなえばすぐ使えるようにというコンセプトです。ブランド名としては"Lenovo ThinkAgile SX for Microsoft Azure Stack" というネーミングもされています。SXシリーズというのが言いやすいですね。

 

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ソフトウェアに関してはプリインストールされてきますので、IPアドレスやサーバーホスト名を指定してアクセスするとAzureのダッシュボードが立ち上がることになります。Hyper-Vが裏で動作しているのもあまり意識しなくても使えてしまいます。現場での導入作業等は不要です。TP3 Single NodeのPoC構成ではインストールは自由にできますが、マルチノード構成の場合はプリインストールのモデルになります。

SXシリーズにHWと導入サービスがはいっているので、そこは初期コストがかかります。ソフトウェアに関してはライセンス料は存在せず、使用量ベースの従量課金がかかってきます。

 

ハードウェアに関してはセッションにて紹介がありました。

Azure Stack の HW構成はこれだ!

Lenovoの構成はPoC構成も含めて4つのパターンがあります。PoC,Entry,Enterprise Starter,Enterprise Fullとそれぞれノード数やラックの種類が異なります。メモリ量やディスク量は発表時には拡張される可能性も当然ありますが、今のところはここまでは出していいとのこと。

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だんだん情報がでてきましたね。

 

IMM2でリモート デスクトップ接続 (RDP) のすすめ

皆さんこんにちは。今日はIMM2 (Integrated Management Module II) が持つ機能についてご紹介いたします。
System xサーバー上でWindows Serverをホストしているユーザーの皆様には、きっと便利に使える機能だと思います。

まずその前に、IMM2とは何かについて簡単にご説明します。

 

 

IMM2は、働き者の小人である

Lenovoが販売しているSystem xサーバーには、IMM2と呼ばれるシステム管理プロセッサーが搭載されています。※一部のSystem xサーバーには、iBMCなど 異なるものが搭載されている場合もあります。
ひとことで申し上げるなら、サーバーの中に住んでいる小人といったところでしょうか。
x86サーバーは CPU、メモリー、ファン、HDDなど、さまざまなハードウェア・コンポーネントから構成されています。

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※IMM2のチップは存在感をアピールすることなくシステムボード上に搭載されています。


そのうちのどこか一箇所でも故障してしまうと、サーバーの継続稼働が困難になってしまう場合があります。

基本的にはコンポーネントの二重化を図って耐障害性を高めていますが、二重化をしていても、片方のコンポーネントが壊れてしまったことを迅速にサーバー管理者にお知らせしなければ、もう片方のコンポーネントにも障害が及んでしまったときには、そのサーバー上で動作しているアプリケーションやサービスなどは停止してしまい、データ損失につながる恐れがあります。

そのような事象に至らないよう、各ハードウェア・コンポーネントにはセンサーがついており、随時IMM2に対してステータスを連携します。
例えば、ファン・モジュールが故障してしまい、正常な回転数を維持できなくなってしまっているとします。
そうすると、何番のファンの回転数が正常な範囲内ではないので異常だ というイベントが発行され、IMM2のイベント・ログに記録されます。
同時に、サーバー管理者へメールなどでお知らせするよう設定している場合には、メール転送も行なってくれます。
この動作は、サーバーが通電している限り絶え間なく行われます。OSが電源オフであろうと、ハングアップしていようと動作するのが特長です。

 

Note:
IMM2では上記以外にもさまざまな機能が提供されています。

どのような機能が提供されているか、実際の画面ベースで紹介している技術資料がありますので詳しくは System x はじめての導入セットアップ・ガイド の中にある「Integrated Management Module II (IMM2) 操作ガイド」(※PDF) をご参照ください。


リモート環境のPCからでも、Remote Controlで快適管理

今日はIMM2の持つ機能の中でも、Remote Control機能 (リモートKVM、コンソールリダイレクト機能と表現することもあります) にフォーカスを当てたいと思います。
Remote Control機能は、サーバー上で表示されている画面をリモート環境に画面転送する機能です。
リモート デスクトップ接続ですと、サーバー上でOSが起動していなければなりませんが、Remote Control機能を使えば、リモート環境からでも電源オン・オフ、uEFIの設定画面の操作なども自在に可能です。

IMM2にはWebベースのインターフェースが実装されており、PCにWebブラウザーがインストールされていればネットワーク経由での管理操作が可能です。
Webブラウザーを起動したら、IMM2に割り当てたIPアドレスへアクセスすると管理画面が起動します。ユーザーID/パスワードを入力してログインします。
ダッシュボードが開きましたら、[Server Management] - [Remote Control] のメニューを開くことで Remote Controlの実行画面が表示されます。ActiveX、Java、HTML5の中から実行方法を選んで [Start remote control] ボタンを押せば動作します。

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使い勝手はリモート デスクトップ接続に軍配があがる?


しかしながら、ActiveXを有効化している必要がある・Javaのプラグインを入れていなければならないなど制約もありますし、マウスの追従性を画面描画速度にSingle Cursorモードにする必要があるなど、もっと快適に操作できればいいのに…と思う部分もあるのではないでしょうか。
IMM2は 自分自身に割り当てられたIPアドレスに対してRDPのプロトコルでアクセスされると、OSを起動していればIMM2とOSを内部的に接続する経路を使ってWindows Serverのデスクトップ画面をリダイレクトしてくれます。

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つまり、OS初期セットアップ直後でIPアドレスを設定していないような場合や、動的IPアドレスが割り当てられていて現在のIPアドレスが不明な場合でも、リモート デスクトップ接続が使えるわけです。
マイクロソフト製の Remote Desktop Connection Manager などのようなツールでも当然接続可能ですので、多数のサーバーをまとめてセットアップする場合など、IMM2のIPアドレスをこのツールにまとめて登録しておいて、効率的な操作もできるのではないでしょうか。

 

Note:
この機能を使うには、次の設定を必要とします。

  • Windows側でリモート デスクトップ接続機能を有効化している必要がある
  • ファイアーウォールでRDP 3900番を許容する設定が必要である
  • IMM2 Standard機能レベル以上
    ※ActiveXやJava,HTML5ベースの Remote Control 機能を使用するためには Advanced 機能レベル以上が必要です。RDP リダイレクト機能に限りStandard 機能レベルで可能です。

Azure Stack の出していい情報を少しだけ。

LenovoのサポートするStack

といえばこちらです!ThinkPad Stack !! ThinkPad のオプションで色々なモジュールを組み立てられるキットです。バッテリーとかHDDとか、スピーカー、プロジェクターもついています。ThinkPadユーザーのかたは是非ご検討を。

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・・・さて。これはこれでよいのですが本題に入ります。

Azure Stackの出していい情報をまとめてみる。

Azure StackはTP3構成が2017年3月にでてきており、そろそろ各社本格的に取り組みを開始し始めました。TP3の情報はマイクロソフト社のブログにてわかりやすく記載がありますのでこちらを参考にしていただくのが良いと思います。

ハイブリッド アプリケーションのイノベーションを促進する Azure Stack の TP3 をリリース –
従量課金制モデルの導入も発表 – Cloud and Server Product Japan Blog

 

Lenovo版の情報を添付します。まだまだ、出していい情報、そうでない情報等がございますので興味ある方は弊社担当営業に問い合わせていただき、筆者を呼び出してください。

 

 

Lenovo x3650 M5のPoC構成のご紹介です。

 

動画もありました。

 


Azure Stack Airliftというイベントが3/27より開催されます。そちらでの情報を収集してきます。ご提供できる情報をお知らせしたいと思います。

Windows Server 2016 -S2D 導入事例あります!

昨年(2016年)秋にリリースされた Microsoft WIndows Server 2016(以下、WS2016)には、いくつかの新機能が追加されています。Datacenter Editionにおける主なものは、以下のとおりです。

  • Nested Hyper-V
  • Nano Server
  • Windowsコンテナー
  • 記憶域スペースダイレクト(S2D)
  • 記憶域レプリカ

 さて、昨年(2016年)、ITインフラ・マーケットで脚光を浴びたソリューションのひとつである「ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(以下、HCI)」、お耳にされた方もいらっしゃるのでは? HCIは、我々の会社でもイチオシのソリューションですが、WS2016だけでHCI構成がつくれるようになったのは、ご存知でしょうか?

続きを読む

パスワードのない世界を実現するWindows Hello for BusinessをThinkPadで活用しよう!

  Windows Hello for Business使ってる?

  Windows 10で追加された目玉機能のWindows Helloは、昨年Windows Hello for Businessと拡張されました。

 もともと、Windows Helloは多要素な認証を行う事でセキュリティを高めることが出来るのですが、Active Directoryとの連携や、グループポリシーなどの集中管理といった企業で使用される機能を実装しておりませんでした。

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 Windows Hello | Windows 10 | Microsoft

 Windows Hello for Businessでは、Active Directoryとの連携や、グループポリシーで集中管理できるようになっているので、企業でも使えるものとなっています。

 一般的なユーザーIDとパスワードのみに認証を頼ると、標的型攻撃などで侵入され、認証情報を盗まれたりすることがありますよね。生体認証を加えることで、認証プロセスをよりセキュアにすることができます。

 えっ、指紋認証情報や顔認証情報が企業に収集されるのはやだなーというように思われるかもしれませんが、Windows Hello for Businessでは、ユーザー個人の認証情報はローカルに保存されます。そのため、ネットワーク上を指紋情報のようなプライバシーにかかわる情報は流れませんので、ご安心を。 

ThinkPadの生体認証モジュール

  ThinkPadの2017年版モデルが1月に発表されております。ThinkPad X1ファミリーはいままでより軽く、小ささを追求しています。バッテリーの充電時間なども大きく改善されており、LTEモジュールの搭載もあり、企業向けモバイルPCとして使用されることが今後も増えてくると考えています。

 さらに、新しいThinkPad X1シリーズには、今まで搭載していた指紋スキャナーに加えて、赤外線カメラを搭載してWindows Helloの機能を使うことができるようになります。

ThinkPad X1 Cabon (2017)

http://shopap.lenovo.com/jp/notebooks/thinkpad/x-series/x1-carbon/

ThinkPad X1 Yoga(2017)

http://shopap.lenovo.com/jp/notebooks/thinkpad/x-series/x1-yoga/

に記載がありますが、指紋スキャナーは標準で添付されるようです。

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  赤外線カメラは、オプショナルで搭載となると思われます。赤外線を使うことで暗いところでも顔認証がやりやすくなるのでしょうかね。モバイルな環境であれば飛行機でお仕事という状況もあると思いますので、暗いところという状況はあり得るのでしょう。

(下記画像はマイクロソフトのサイトから引用しています)

https://winblogs.azureedge.net/win/2017/01/24_X1_Carbon_Data_Security_Exploded_Camera_Biometric_FPR_Black-1024x577.png

  いずれにしろ、現時点でWindows Helloで使えるのは、指紋認証か顔認証のいづれかです。ThinkPadであればどちらも対応可能となります。 企業向けのモバイルPC環境にはWindows Hello for Businessを検討の場合には、生体認証モジュールのWindows Hello対応をぜひご確認くださいね。

  Active DirectoryはWindows Server 2016が必要

 さて、Windows Hello for Businessを使うためには、Active DirectoryをWindows Server 2016ベースにする必要があります。

 すでにWindow Hello for Businessの検証結果を下記のサイトでレポートしておりますので、構築手順については、下記のリンクから参照ください。

www.lenovojp.com

 Windows Hello for Businessの展開では、ドメインコントローラだけではなく、複数のサーバーを展開する必要があるので、注意してください。また、Azure Active Directoryサービスと連携させるには、さらにActive Directory Federation Serviceが必要となります。

 模式図にすると、下図のような形となります。かなり簡略化されていますが。タワーサーバーが書かれているところがオンプレミスに置くActive Directoryサービスが稼働するサーバーとなります。

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 Active Directoryについては、複数のサービスを起動することになりますので、Hyper-Vの上で複数の仮想サーバーを起動して構築を行うことをお勧めいたします。

 

それでは~