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IMM2でリモート デスクトップ接続 (RDP) のすすめ

皆さんこんにちは。今日はIMM2 (Integrated Management Module II) が持つ機能についてご紹介いたします。
System xサーバー上でWindows Serverをホストしているユーザーの皆様には、きっと便利に使える機能だと思います。

まずその前に、IMM2とは何かについて簡単にご説明します。

 

 

IMM2は、働き者の小人である

Lenovoが販売しているSystem xサーバーには、IMM2と呼ばれるシステム管理プロセッサーが搭載されています。※一部のSystem xサーバーには、iBMCなど 異なるものが搭載されている場合もあります。
ひとことで申し上げるなら、サーバーの中に住んでいる小人といったところでしょうか。
x86サーバーは CPU、メモリー、ファン、HDDなど、さまざまなハードウェア・コンポーネントから構成されています。

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※IMM2のチップは存在感をアピールすることなくシステムボード上に搭載されています。


そのうちのどこか一箇所でも故障してしまうと、サーバーの継続稼働が困難になってしまう場合があります。

基本的にはコンポーネントの二重化を図って耐障害性を高めていますが、二重化をしていても、片方のコンポーネントが壊れてしまったことを迅速にサーバー管理者にお知らせしなければ、もう片方のコンポーネントにも障害が及んでしまったときには、そのサーバー上で動作しているアプリケーションやサービスなどは停止してしまい、データ損失につながる恐れがあります。

そのような事象に至らないよう、各ハードウェア・コンポーネントにはセンサーがついており、随時IMM2に対してステータスを連携します。
例えば、ファン・モジュールが故障してしまい、正常な回転数を維持できなくなってしまっているとします。
そうすると、何番のファンの回転数が正常な範囲内ではないので異常だ というイベントが発行され、IMM2のイベント・ログに記録されます。
同時に、サーバー管理者へメールなどでお知らせするよう設定している場合には、メール転送も行なってくれます。
この動作は、サーバーが通電している限り絶え間なく行われます。OSが電源オフであろうと、ハングアップしていようと動作するのが特長です。

 

Note:
IMM2では上記以外にもさまざまな機能が提供されています。

どのような機能が提供されているか、実際の画面ベースで紹介している技術資料がありますので詳しくは System x はじめての導入セットアップ・ガイド の中にある「Integrated Management Module II (IMM2) 操作ガイド」(※PDF) をご参照ください。


リモート環境のPCからでも、Remote Controlで快適管理

今日はIMM2の持つ機能の中でも、Remote Control機能 (リモートKVM、コンソールリダイレクト機能と表現することもあります) にフォーカスを当てたいと思います。
Remote Control機能は、サーバー上で表示されている画面をリモート環境に画面転送する機能です。
リモート デスクトップ接続ですと、サーバー上でOSが起動していなければなりませんが、Remote Control機能を使えば、リモート環境からでも電源オン・オフ、uEFIの設定画面の操作なども自在に可能です。

IMM2にはWebベースのインターフェースが実装されており、PCにWebブラウザーがインストールされていればネットワーク経由での管理操作が可能です。
Webブラウザーを起動したら、IMM2に割り当てたIPアドレスへアクセスすると管理画面が起動します。ユーザーID/パスワードを入力してログインします。
ダッシュボードが開きましたら、[Server Management] - [Remote Control] のメニューを開くことで Remote Controlの実行画面が表示されます。ActiveX、Java、HTML5の中から実行方法を選んで [Start remote control] ボタンを押せば動作します。

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使い勝手はリモート デスクトップ接続に軍配があがる?


しかしながら、ActiveXを有効化している必要がある・Javaのプラグインを入れていなければならないなど制約もありますし、マウスの追従性を画面描画速度にSingle Cursorモードにする必要があるなど、もっと快適に操作できればいいのに…と思う部分もあるのではないでしょうか。
IMM2は 自分自身に割り当てられたIPアドレスに対してRDPのプロトコルでアクセスされると、OSを起動していればIMM2とOSを内部的に接続する経路を使ってWindows Serverのデスクトップ画面をリダイレクトしてくれます。

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つまり、OS初期セットアップ直後でIPアドレスを設定していないような場合や、動的IPアドレスが割り当てられていて現在のIPアドレスが不明な場合でも、リモート デスクトップ接続が使えるわけです。
マイクロソフト製の Remote Desktop Connection Manager などのようなツールでも当然接続可能ですので、多数のサーバーをまとめてセットアップする場合など、IMM2のIPアドレスをこのツールにまとめて登録しておいて、効率的な操作もできるのではないでしょうか。

 

Note:
この機能を使うには、次の設定を必要とします。

  • Windows側でリモート デスクトップ接続機能を有効化している必要がある
  • ファイアーウォールでRDP 3900番を許容する設定が必要である
  • IMM2 Standard機能レベル以上
    ※ActiveXやJava,HTML5ベースの Remote Control 機能を使用するためには Advanced 機能レベル以上が必要です。RDP リダイレクト機能に限りStandard 機能レベルで可能です。