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ThinkAgile Network Orchestratorでネットワーク管理を簡素化!

皆さん、こんにちは

10月10日にThinkAgile HXシリーズが発表されましたが、実はThinkAgile HXと連携するソリューションがあります。本日はそのうちの一つの機能でハイパーコンバージド環境のネットワーク管理を簡素化するソリューション、Network Orchestratorをご紹介いたします。

 

ソリューションをご紹介する前に、従来のネットワークインフラの状況を考えてみましょう。

物理インフラだけでなく仮想インフラも増えてきており、データセンターがサイロ化してきており、ネットワーク機器・管理者にすべて依存している状況になっています。たとえば大規模なデータセンターではVLANが上限に達してしまうこともあります。VLANについてはセキュリティの観点からも設定を間違えることもできません。

また仮想マシンの設定変更により、ネットワークの設定変更が入りメンテナンス作業も考慮しなければならず、社内調整を行うこともあります。

また手動でのネットワーク設定より、ヒューマンエラーを引き起こしネットワークダウンすることも考えられます。

 

現状のデータセンターのネットワーク状況

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また、ハイパーコンバージドインフラにおいても、サーバとネットワークの設定が一体になっております。基本的にTOR(Top-Of-Rack)のスイッチを含めて管理をしなければならず、このネットワーク内においてもVLANの運用は必須条件となり、上記の運用の懸念点も考えられます。

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そもそも、このような事態を起こさないためにどのようにすればよいか?

以下がその解決策の一つであると考えます。

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ここでの結論としては、ネットワーク管理者を介さずにネットワーク設定を自動化することが解決策になるという話になります。

 

今回ご紹介するのが、ネットワークスイッチ設定の自動化を実現するソリューションLenovo Cloud Network Operating System (CNOS)です。

こちらの製品名がThinkAgile Network Orchestartorになります。

 

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このCNOSとNutanix(※)のPrismと連携することにより、仮想マシン作成時のVLAN情報をスイッチ側に自動登録します。ネットワーク管理者がVLAN設定を手動で行う必要がなくヒューマンエラーもありません。

(※)現時点ではAHVのみでサポート、Nutanix AOS v5.1.1.3 および 5.1.3でサポートします。

 

さて、このCNOSを導入すメリットはどのような点にあるのかをまとめてみました。

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初期ネットワーク展開については、事前にVLAN設定などが必要が従来のやり方でしたが、今回のCNOSを導入する場合は、事前にCNOS対応のファームウェアをスイッチに施されていれば大丈夫です。

またネットワーク設定変更があるたびにオペレーションしなければならなかったのが、自動で設定が変更されるのが大きなメリットになります。

ライブマイグレーションして場合も仮想マシンが接続されているスイッチに自動的に同

期しますし、また移動元のスイッチでVLAN情報を削除しますので、余計な情報を管理する必要があります。

こちらの内容を図式化したものを以下にまとめます。

 

Network Orchestratorのコール・フローの詳細

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こちらがコールフローになります。前提条件がいくつかありますが、それを満たした上で仮想マシンを作成します。PRISMは仮想マシンのVLAN情報を受け取りその情報をThinkAgileHXシリーズで接続されているスイッチ(ThinkSystem NEシリーズ)と連携します。

 次にライブマイグレーション時のフローを記載します。

マイグレーション時のNetwork Orchestratorのフロー

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VM5をライブマイグレーションした際に、別のハイパーバイザーの配下にあるスイッチVLAN情報が反映されて、その後移動元のスイッチからVLAN情報を削除されます。

このように設定を別スイッチに反映するだけでなく、不要な情報は削除して無駄な情報を管理しないようになります。

 

是非ThinkAgileHXをご検討の際には、Network Orchestratorのご利用もご検討下さい。

 

宜しくお願い致します。