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NexentaStor on vSANによる小規模向けVDIのファイルサーバの実現

皆さん、こんにちは

本日はハイパーコンバージド向けの小規模ファイルサーバの検証を行いました。

製品の紹介も含めてご紹介させて頂きます。

 

VDI環境のファイルサーバをどうするか?

VDI環境においてファイルサーバをどのようにお考えでしょうか?

もちろんユニファイドストレージを導入すれば解決しますが、ハイパーコンバージド環境をご検討のお客様がそれを検討しているとしたらどうでしょうか。

ファイルサーバをWindowsの仮想マシンで構築することはできますが、Windowsのファイルサーバだと、スナップショットの世代数も制限があり、GUIで簡単に戻せないとかQuota設定とかも面倒な話があると思います。

 

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そこで、ハイパーコンバージド(vSAN)を検討している小規模のお客様向けに手軽で、vSANに負荷をかけないファイルサーバアプライアンスを紹介いたします。

 

NexentaStorのご紹介

今回アプライアンスとして紹介するのが、NexentaシステムズのNexentaStorです。

こちらの製品はLenovoのSDSアプライアンスでも製品化されており、ユニファイドストレージとして十分な実績がある製品です。

特長としては、ZFSベースのエンタープライズクラスのユニファイドストレージで、セキュリティ性、管理性、高可用性、信頼性、低運用コスト(TCO)、高いスケーラビリティを兼ね備えています。

 

主な特徴

  • ブロックストレージ(SAN),ファイルストレージ(NAS)サービスをTB~PB規模で構築可能
  • クラウド/企業内アプリケーションに対応可能な高い信頼性とパフォーマンスを実現
  • DRAMキャッシュ"ARC"を利用することによって、驚異的なランダムRead性能を実現

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今回はこちらの製品をハイパーコンバージド環境で利用するとどのような効果があるのかを検証してみました。

 

NexentaStor on vSANの検証目的と期待する効果

目的:NexentaStor on vSANに負荷をかけた時に、Nexenta仮想マシンのメモリで
   I/O処理(Read)を行うことによりvSAN側にパフォーマンス影響を与えない

期待する効果:Nexenta側の仮想マシンでパフォーマンスを発揮することにより
   オールフラッシュ構成ではなくハイブリッド構成で導入できるスペックで実現

 

検証構成の概念図

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ReadはNexenta側のメモリ(キャッシュ)で処理されるが、 WriteはvSANデータストアに書き込まれる

 

ベンチマークソフトで以下の内容で負荷をかけ、Nexenta 仮想マシンのパフォーマンスとvSAN側のパフォーマンスを確認する(CIFS / NFS , Block Size: 4K / 128K , JOBは25個)

 

Read 100% 

Read 70% / Write 30% 

Read 50% / Write 50% 

Read 30% / Write 70%

Write 100% (Random)

Write 100% (Sequential)

 

検証マシンのスペック

Lenovo System x3650 M5 x 3台

CPU:Intel Xeon E5-2680 v4 @ 2.40GHz x 2

MEM:256GB

SSD:400GB x 2(Cache) , 3.84GB x 6(Capacity)

Nexentaの仮想マシンスペック

vCPU: 4

MEM:16GB

Disk: 32GB(OS) , 1TB x 10(External) : 容量約5TB

 

検証の構成について:小規模での導入も視野に入れて、2Node vSAN構成で1G/10G環境にて検証

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(パフォーマンスデータはこの場では記載できません)

 

今回の検証結果から分かったこと

1Gbネットワークでの検証

  • 4KブロックサイズではRead100%でパフォーマンスが発揮しているが、それ以外のケースではスループット/IOPSが急激に低下しvSANのデータストア側の方にほとんど流れている
  • 128Kブロックサイズでは急激なパフォーマンスの低下はないものの、今回の負荷ツールのスペックでは1Gbの 細い帯域ではパフォーマンスを発揮できない(小規模での利用であれば問題ない)

10Gbネットワークでの検証

  • 4Kブロックサイズでは10Gbの帯域を生かしきれておらず、1Gbの時に2倍程度になっている
  • 128KブロックサイズではWriteが入った瞬間からパフォーマンスは低下するが、それでは4Kの10倍程度の パフォーマンスを発揮している

 

一般のファイルサーバは64KBブロックサイズのため、4Kブロックサイズは考慮する必要はない。本ソリューションはファイルサーバの用途で利用することは問題なしと判断できる。 また、メモリ容量を増やすことでキャッシュヒット率を向上し、パフォーマンスも向上します!

 

是非NexentaStorをvSAN上に導入してVDI向けのファイルサーバを導入してみましょう。

 

本検証に協力頂いたNexentaシステム様に感謝いたします。

 

宜しくお願い致します。