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AOS 5.5のご紹介

みなさん、こんにちは

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

 

AOS5.5(Obelix)が12月6日にリリースされました。

今回はかなりの機能追加と機能アップの内容になっております。

全てを紹介するのはかなりの記事になりますので、その中でも注目すべき内容がいくつかありますので、少しご紹介したいと思います。

 

1.準同期レプリケーションでRPOの短縮

 今まで同期レプリケーションを対応していたのはESXiのみでありました。AHVは1時間おきの非同期レプリケーションまでがサポートされておりました。AOSになりAHVでも最小1分の間隔の同期まで実現することができるようになりました。距離や保持世代の制限もありません。

 エディションはUltimateが必須となります。Hyper-Vは非対応。

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2.ソフトウェアベースでデータを暗号化(ADE:Acropolis Data Encryption)

 Nutanixにおいて、格納されたデータを暗号化する場合はSED(Self Encrypting Drives:自己暗号化ドライブ)を利用するしかありませんでした。AOSになりソフトウェアを利用したデータの暗号化がサポートされました。 AES-256暗号化でオープンスタンダードのKMIP(Key Management Interoperability Protocol)をサポート。

 圧縮・重複排除・EC-X(イレージャーコーディング)の環境化でも利用可能。

 エディションはUltimateが必要となります

 

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3.ネットワークのマイクロセグメンテーション

 仮想マシン間の通信やアプリケーションレベルのネットワークセキュリティを実装。

 DC内から発信される脅威から アプリケーションとデータを保護する ステートフルな分散ファイアウォールを実現 

 環境ゾーニング、アプリケーションリングフェンシング、アプリケーション検疫などのユースケースに最適

 ネットワークスペシャリストではないユーザのためのシンプルで直感的な アプリケーション中心のポリシーモデルとフローの可視化

 今回のAOS5.5においてはTech Previewになります。

 

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4.Hyper-V 2016対応

 AOSにてHyper-Vをサポート。

 Hyper-Vのクラスタで2 TB以上の仮想ハードディスク(.vhdx)がサポートで既存の共有.vhdxはWindows2016のクラスタにインポート可能。

 Windows2012からクラスタの再作成を行うことなく①キリックでアップグレードが可能

 

5.Prism Centralの強化

 Prism Centralの機能強化はいくつかあります。

  •  固定の閾値の監視ではなく動向を分析して閾値を自動設定可能になり、仮想マシンのパフォーマンス状況を一早く把握することができます。
  •  仮想マシンの適正のサイズ把握し、不要なリソースを与えられている仮想マシンを検出し、適正なCPU・メモリサイズをガイダンス可能。(長期間アイドル状況が続いている仮想マシン(ゾンビ仮想マシン)を把握可能)
  •  レポートの出力をスケジュールで定義が可能になります。これにより運用者に定期的な報告の作成可能となり、レポート作成の時間を削減することができます。
  •  Prism ElementからPrism Centralにスケーラブルな環境に1クリックでデプロイ可能になります
  •  SSP(Self Service Portal)がPrism Centralに統合
  •  カタログサービス(イメージ管理)がサポートされ、イメージのアップロードや削除のバッチ処理やロールベースのアクセス制御がサポートされます(AHVのみで利用可能)

 Prism Proのライセンスが必須になります

 

6.IO周辺のパフォーマンス強化

  •  リモートダイレクトメモリアクセス(RDMA)にサポートにより、1つのコンピュータのメモリから別コンピュータの遠隔のCPUまたOSを関与することなしにメモリへの直接的なメモリアクセスが実現可能になり、待ち時間の短いネットワークと高スループットが得られます。
  • AHV Turboを利用することにより、CVM間のデータ複製パスを活用し、書き込みレイテンシを最大30%短縮可能(NVMe利用を前提)。1VMあたり100万IOPSを実現
  • 仮想マシンに対してvNUMAを適用可能になり、アプリケーションのメモリアクセス性能を向上(リモートメモリアクセスを排除)

 RDMAはMellanox Connectシリーズを利用することにより実現可能(HXシリーズは Connect-X4を搭載可能)

 AHV TurboについてはWindowsのVirtIOが今後のリリースで対応予定。デフォルトではOFFになっているため、コマンドラインでscsi_mod.use_blk_mq=y”で入力して有効化。新しいライセンスは不要

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7.AHVのvGPUサポート

 AHV環境の仮想デスクトップでvGPUを利用できるようになり、Citrix Readyな環境でvGPUのソリューションが強化されます。今後Windows10のパワーユーザやCAD系のユーザでパワーを発揮します。

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他にも、Calm(Cloud Application Lifecycle Management)の対応やCitrix Cloudへの接続や仮想マシンのCPU・メモリをホットアド対応など多数の機能追加・アップグレードもありますが、詳細は以下のNutanix Portal上のリリースノートをご参照ください。

Nutanix Portal

 

宜しくお願い致します。