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オブジェクトストレージ導入で容量制限から解放 ~ThinkAgile DX8200C (Cloudian Appliance)~

 

皆さん、こんにちは

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

 

本日はLenovoのストレージラインナップでオブジェクトストレージのThinkAgile DX8200Cをご紹介いたします。

5月に一度DX8200Dをご紹介して以来DXシリーズのご紹介をしておりませんでしたので、再度ご紹介いたします

DX8200Dのご紹介【その1】 - LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜

 

ThinkAgile DX8200シリーズですが、昨年Lenovo Storage DXシリーズとして製品化されており、今年の10月でNutanixのアプライアンスと同じくしてThinkAgileのブランドに変更しております。そのラインナップは以下の通りです。

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DX8200Dについては今年の5月に紹介し、DX8200Nについては製品紹介していませんが、11月のBlogでNexentaStor on vSANの記事の中で軽く内容を紹介しております。

NexentaStor on vSANによる小規模向けVDIのファイルサーバの実現 - LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜

 

今回はまだご紹介されていないDX8200Cをご紹介することになるわけですが、こちらはCloudian社のアプライアンス製品となります。Cloudian社はオブジェクトストレージの会社では老舗であり、日本発のストレージベンダーです。(現在はUSのカリフォルニア州サンマテオの本社があります)

そのため、GUIの日本語化もいち早く対応していることもあり、日本人にも非常に受けが良い製品だと思います。

レノボストレージにおけるCloudianの立ち位置についてご説明します。

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Lenovoのラインナップの中でハイパーコンバージド製品はオールフラッシュのような比較的Hot(頻繁にストレージにアクセスを行う)データを扱うものと違い、オブジェクトストレージは比較的データのアクセス頻度も低く、容量単価も安いのが特徴です。

そのため、バックアップ用途やファイルサーバなどの比較的IOPSを要しないものに利用することがほとんどです。

また、CloudianはAmazonのS3とほぼ100%互換のAPIでデータを操作することができます。オブジェクトストレージの中で、CloudianほどAPIの互換性が高いものはありませんので、Cloudとの連携も容易にできます。

是非バックアップ用途もしくはCloud連携をご検討のお客様は是非ご検討下さい。

最近では、AIやDeep Learningの基盤に利用されることもあります。

 

ここからはオブジェクトストレージの詳細について説明いたします。

オブジェクトストレージの特徴

  • 容量制限を気にせず大量のデータを保存でき、容量拡張時も無停止で作業が可能

ファイルストレージのようなディレクトリ、フォルダーのサイズ制限や、ツリー構造を維持する制約がないため、大量データの保存に適しています。簡単に説明すると以下のようになります。ディレクトリなどの情報が無くとも目的のIDがあれば、すぐにファイルをアクセスすることができます。容量の制限もなく、スケールアウトの仕組みで増設も容易に行うことができます。

Cloudianは最小3台構成からスタートすることができます。競合他社に比べても比較的小さく始められるのが特徴です。

 

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  • 複数拠点にデータを分散して安全に保存できます

通常のストレージの場合、DRサイトにデータをレプリケーションする場合、本番サイトを同一スペックを設置したり、レプリケーションするためのソフトウェアが必要になり、DRを実現するにあたり非常に高額になります。

Cloudianの場合、3台の最小構成を必ずしも同一サイト設定する必要はなく、例えば東京・大阪・福岡に一台ずつ設置し、レプリカを取る仕組みをとってしまえば、基本機能だけでDRサイト構築可能となります。

 

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  • インターネット上から容易にデータ読み書きが可能

オブジェクトストレージの場合、データのアクセスはREST(REpresentational State Transfer)

APIを利用してアクセスします。これはhttpベースになっていますので以下のようにURLを指定してファイルの読み書きを行いますので、サーバやPCのブラウザだけではなく、携帯・スマートフォンのようなデバイスからもアクセスが可能になります。

もちろん、WebアプリケーションとしてREST APIを埋め込んで、写真や動画などをサムネイル化して表示することもできます。このような用途で利用することで業種ごとの様々なシーンでソリューションを開発できるようになります。

 

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         REST APIでのアクセス

 

  • データに付加する属性情報により検索が容易です

データ(ブロブ)と、データの内容を説明するメタデータ(属性情報)をセットにし
て扱えるため、映像・画像情報等でも検索が容易になります。またこのメタデータの保存にSSDを利用しています。これによりメタデータの検索スピードを向上されています。DX8200CについてもOS領域についてはSSDを搭載することにより、オブジェクトストレージの利便性を向上させています。

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  • エレ―ジャーコーディングによる保存データの容量効率向上

自動的にデータを複数に分割し、消失訂正符号(パリティ)を追加し、それらを複数ノードに分散保存します。仮にハードウェアが壊れても、残りのノードから分割データとパリティを読み出すことで、元のデータを復元できます

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以上が主な機能の説明となります。

 

Cloudianそのものは容量を提供しているバケツみたいなものです。

それをどのように利用するかを考えていく必要があります。ユースケースが合えば非常に良いソリューションになると思いますので、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

 

宜しくお願い致します。