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XClarity Integrator for Prismをセットアップしてみました

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

 

本日は先日ブログでご紹介したXClarity Integrator for Prismをセットアップしてみましたのでレポートします。

こちらのソフトウェアですが、ハードウェアを管理するXClarity IntegratorがPrism上で動いており、ファームウェアや保守情報を含むハードウェア情報を管理します。障害等によりサポート部隊への障害通知も行うことができ、将来は事前予知機能で障害が起こりうるハードウェアの仮想マシンを事前にLive Migrationする機能もサポートすることが予定されています。

 

Nutanixが各社から販売されていますが、こちらは現状Lenovoのみサポートしている機能になっておりますので、一つの差別化になる機能になります。詳細はこちらに記載がございます。

ついに出た!! コンバージドNutanix ~ThinkAgile SXN ~ とPrismとの連携可能なHW管理アプライアンス XClarity Integrator for Prismのご紹介 - LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜

 

ではこちらのソフトウェアについてご説明します。

 

1.必要となるスペックについて

Installation Guideには以下のようにハードウェアスペックの記載があります。

・2vCPU

・8GBメモリ

・64GBの空き容量

提供方法についてqcowのイメージで提供されております。

 

ハイパーバイザーのスペックは以下のとおりです。

・Nutanix Acropolis Hypervisor (AHV) 5.5.0.1 or later

ほぼ最新版のハイパーバイザーが必要となります。正式にThinkAgileHXでのサポートバージョンではないため、今回はテスト的な導入で実施しております。

 

ソフトウェア要件についても以下のような記載があります。

・Nutanix Prism Central 5.5.0.4 or later

こちらもほぼ最新版が必要になりますが、最新の5.5.0.5を利用したらイメージが壊れておりupload出来ず、一つ前のバージョン(5.5)で検証しました。

 

そのほかネットワークの使用するポートもいくつか要件がありますが、一般的な53/83/443などが必要となりますが、詳細は前回ご紹介のブログにあるURLからドキュメントをダウンロードできますのでそちらをご参照ください。

 

2.XClarity Integrator for Prismの概念図

以下に概念図を載せておきます。

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こちらのソフトウェアですが、Prism Centralが必須になります。と申しますのもNutanix環境は基本定期的なアップグレードが発生します。最適なファームウェアもその環境により異なります。そのため、定期的なアップグレードを提供するにあたり、Prism CentralからMarketPlaceを利用できるようにすると、アップグレードに合わせて最適なソフトウェアがダウンロードできるため、HCIの認証されている構成を利用して頂く為に必要になる構成になります。

 

ここからは画面イメージも含めて説明していきますが、Prism Centralがインストールされていることが前提でお話させていただきます。

 

3.XClarityをデプロイすると・・・

【PRISM CENTRALの画面】

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Prism Central上の画面になりますが、一番下にXClarityが仮想マシンとしてありますので、こちらにWeb Browserでアクセスします。

【License Agreementの画面】

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デプロイしたIPアドレスにWeb Browserからアクセスすると以下のようなLicense Agreementが表示されるので、Agreeして進めるところまで進みます。

 

Prism Centralのアカウントを入力して管理画面ペインを見ると、「MANAGE」「UNMANAGE」のメニューが出てきます。ここはサーバの管理ポート(IMM2)と通信できていればこの画面上にノードが表示されます。UNMANAGEは見えているもののまだ管理対象にはなっていないため、チェックを入れてRefreshすると管理できるようになりますので、そのまま全ノード分管理対象に入れます。

【Serverタブ】

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すべてを管理ノードに入れると以下のようにIPアドレスやシリアル情報含めてIMM2のポートから取得可能な情報を表示されます。詳細項目を見るには一番左のIPアドレスをクリックすると情報が表示されます。

【管理ノードを認識させた画面】

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クリックすると以下のように詳細が表示されます。

ここでポイントになるのは右のほうにある「Light Path」のタブになります。

ここのタブには、CPUやメモリなどでどのスロットに入っているものが故障しているのかをひと目でわかるようになっております。ここをもう少し見やすい画像で表示してみます。

【ノードの詳細情報】

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以下のように、モジュールの種類や状態(ステータス)が表示されているので、交換するCEさんが現場に来てもすぐに対応できるものがわかります。

【Light Pathタブ情報】

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これがPrismからの画面から見ると、ハードウェアの詳細はわからず単に障害がありましたの表示しかされません。障害検知という意味ではよいものの、現場対応するCEさんまでの対応はまったく考慮されていません。これだけでも十分価値のあるソフトウェアであると思います。

 

【Prism上のハードウェア情報】

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次にWarrantyのタブを見てみます。

このタブの中に「Start DATE」「END DATE」というのがあります。ここに保守開始日と終了日を入力して、保守が切れる1年前や半年前くらいからリプレースを検討することも出来るので、資産管理にも利用可能です。

【Warranty情報】

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ハードウェアなどのログを取得するのにDiagnostic的なものもGUIから操作できるようになっています。「Download all service data」をクリックするとすべてのログを取得して圧縮したデータにしてくれます。

【Service & Support情報】

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以下が取得したログの一覧になります。少しでもハードウェアの障害対応に迅速化できるようになっております。

【ログ情報】

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最後にPrism Centralから見えるMarketplaceの画面をご紹介します。

【Prism Centralから見えるMarketplaceの画面】

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こちらを利用するとエコシステムのベンダー様のアプリも見えてきます。これに合わせてHCIだけでなく、Enterprise CloudのNutanixプラットフォームも味わってみるのもいかがでしょうか。

 

また、AHV導入時にはXClarity Integrator for Prismの導入もご検討いただけると幸いです。

 

宜しくお願い致します。