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2ノードクラスタの詳細について~AOS5.6機能紹介~

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

本日は先日ご紹介したAOS5.6の新機能である2ノードクラスタの機能を紹介いたします。画像イメージについては、Nutanix社のドキュメントから抜粋しております。

 

1. 2ノードはどのような機能?

通常の3ノードクラスタからのコスト削減を実現するために、外部にWitnessを導入してNX-1175S(※)を利用した2ノードクラスタ構成

※ThinkAgile HX1320相当のスペック

ここで気づかれた方もいらっしゃると思いますが、VMwareの2ノードvSANと同様の構成になります。

前提条件は以下のとおりです。

AOS:Ver 5.6以上

ライセンス:Starter以上

ハイパーバイザー:ESXi , AHV

プラットフォーム:NX-1175S(リリース時)

Nutanixサイザーもサポートされます

 

2. どんなメリットがあるのか?

コスト面と管理面でメリットがあります。

  • お客様に少ない費用で運用できるシステムを提供
  • 2ノードクラスタは、3ノードのラインナップのような柔軟性は低下させるものの信頼性はそのまま提供できます
  • アップグレードおよび傾向予測のためのPC(Prism Central)を統合
  • 混在ハイパーバイザー(ESXi / AHV)

 

3.構成について

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2ノードのNutanixを構成する際、Witnessサーバを2ノード以外で構築します。Witnessサーバから2ノードを死活監視することでクラスタを形成します。(WitnessサーバはESXiサーバでも動作しますが、サポートはAHV上で構築した場合のみ)

Witnessサーバのスペックも決まっておりますので、仕様にしたがって設定します。

 

4. 2ノードクラスタの正常動作

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ここで重要なのがRF(Replication Factor)です。

メタデータのRFは4で設定されます。ストレージに対して最小限のオーバーヘッドを実現します。データのRFは最小の2になりますが、今回の2ノードクラスタではSSDとHDDが2つずつ必要になります。このことから、Xpressモデルは対象外となります。

 

5. 障害時の動作について

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2ノードでの動作のため、お互いのノードが障害時に気づかない(スプリットブレイン)ことがあるため、Witnessサーバが応答があるサーバに対して主導権を渡すことによって、障害時にも動作するようになります。この場合Witnessが反応するまでに少し時間がかかります。こちらについては、障害時だけでなくファームウェアのアップグレード時にも同様の動作になりますので、ご注意ください。

 

6. 2ノード復旧時の動作

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復旧した場合は、復旧したノードに再度データの書き込みを行います。1ノード時に溜め込んでいたコピーデータは削除します。

 

ここまでが2ノードクラスタの機能紹介になりますが、ここからは注意事項を記載したいと思います。

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2ノードクラスタですが、サイジング時は容量が必要となります。そのため、若干容量は大きめにサイジングしてください。また今回のリリースでは重複排除・イレージャーコーディング・ABS・AFSはサポート外となります。また、バックアップの保持期間も制限がありますので、十分にご注意ください。

 

宜しくお願い致します。