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NFSプロトコルおよびファイル監査も対応~AFS3.0の機能紹介~

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

AOS5.6のリリースからだいぶ日が経ってしまいましたが、本日はAFS3.0の機能を紹介したいと思います。

 

AFS3.0の機能一覧について

2018/4/21の投稿にも記載しておりますが、サポートされている機能は以下の通りです。

  1. NFS プロトコルサポート
  2. AFS のファイルレベルの増分Change File Trackingバックアップをサポート
  3. アクティブ-アクティブ構成
  4. ファイル監査

AFSについてはブログでは初紹介のため、基礎的なところ(特徴・ネットワーク)も含めてご紹介します。

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NFS、SMBの両プロトコルがサポートがされて、Linux/Windowsにおけるホーム・ディレクトリ、ユーザー・プロファイル、部門の共有など、幅広いユース・ケースに対応できます。

また、AFSは同じファイル・サーバー上で別個のSMBおよびNFS共有/エクスポートをサポートしますが、SMB/NFSのマルチプロトコル対応については次期バージョン以降での対応とのことです。

ネットワークについては、クライアント用のネットワークとストレージ用の2つのネットワークを設ける必要がありますので、ネットワーク設定には十分に気をつけてください。次の項目に行く前にAFSのアーキテクチャに触れておきます。

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AFSは、SMB(Server Message Block)またはNFS(Network File System)プロトコルを使用してクライアントにファイルサービスを提供するスケールアウトアーキテクチャを使用します。

AFSは、3つ以上のファイル・サーバーVM(FSVM)で構成されて、AFSクラスターと呼ばれることもある論理ファイル・サーバー・インスタンスで構成されています。

AFSは、単一のNutanixクラスタ内に複数のファイル・サーバー・インスタンスを作成することをサポートしています。


AFSは、複数のFSVMに分散されたファイル共有(SMB)またはエクスポート(NFS)の集合を管理します。共有またはエクスポートには2つのタイプがあります。

・Distributed

分散共有(Home)またはエクスポート(Shared)とは、すべてのFSVMにデータが分散されていることを意味し、パフォーマンスと回復力を向上させます。

分散共有またはエクスポートは、どのアプリケーションにも使用できます。これは最上位ディレクトリに配布され、共有またはエクスポートのルートにファイルはありません。

・Non-Distributed

非分散共有(General Purpose)またはエクスポート(Non-Shared)とは、すべてのデータが単一のFSVMに格納されていることを意味します。

非分散共有またはエクスポートは、分散構造を必要としない任意の目的に使用されます。

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こちらがAFSのシステム構成になります。ネットワーク構成について先ほどコメントした内容がこちらの図を見て分かるかと思います。

また、最低3台のFSVMを構築する必要がありますので、現状は3台構成以上が必須です。(今後は1台のAFSもサポートする予定もあるようです)

また、こちらの構成はAHVとESXiをサポートしておりますので、VMwareの構成でも利用できるので安心できます。

 

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次にファイルレベルの増分バックアップ対応について説明します。

こちらですが、従来であればNDMPなどのネットワーク経由でかなりネットワークに負荷がかかるようなバックアップを考えなければならず、またファイルサーバがスケールしていくとバックアップウィンドウも増えてしまい、結局バックアップもボトルネックになることが多くあったかと思います。

今後増え続けていくデータを最小限のバックアップウィンドウで収めていくには、仮想マシンのバックアップでよく使われるCBT(Change Block Tracking)などがあるかと思いますが、それをファイルサーバに応用してみたらどうかと思います。

それが今回お話するCFT(変更ファイル差分のトラッキング)になります。

今回のAFS3.0ではCFTに対応するAPIを公開しており、そのAPIをバックアップサーバから呼び出すことにより、3rd Partyのソフトウェアで利用可能となります。

詳細なシーケンスについては、イメージをご参照ください。

 

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次にアクティブーアクティブ構成についての説明になります。

今まで他拠点のファイルサーバで冗長化する場合には、各拠点のAFSのノードとレプリケーションを行う必要がありました。この場合、各拠点間のName Spaceなどの点で設定含めて作業面で苦労することがあります。今回そのペインポイントを解決するソリューションとして、PeerSoftwareのPeerLinkが利用されることになります。

 

NutanixはPeer Softwareと提携し、PeerLink製品と統合してActive-Activeな展開を実現

プロジェクトで共同作業する各サイト(またはVDIロードバランシングの場合は2つのサイト)には、独立したAFS Name Spaceがあります。

AFS Name Space内に関連する変更がある場合はいつでも、PeerLinkソフトウェアに変更が通知されます。

PeerLinkはこの変更をファイルロックを含むすべての2つのAFS Name Spaceに複製し、Name Spaceを同期させます。

これにより、2つのサイト間の双方向同期、またはプロジェクトの共同作業のためのマルチサイト同期が可能になります。

このPeerLinkソリューションは、まもなくAFSの保守リリースで利用可能になります。

 

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最後に紹介するのが、ファイル監査機能になります。

こちらは日本でも良くファイルサーバ提案で含まれているファイルのアクセスログを取得して、社内のガバナンス強化に使われるソリューションです。

next.nutanix.com主な機能としてはイメージを参照していただければと思いますが、まだ対応しているエコシステムベンダーは少ない状況です。DatAdvantageは国内で取り扱いがある会社もありますので現在こちら一社のみですが、ALOGなどの対応できるとかなりAFSも普及するソリューションだと思えますね。

 

AFSについては今後も拡張予定がありますので、期待しましょう。

宜しくお願い致します。