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VeeamのAHV対応版を検証してみました

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

本日は先日リリースされたVeeamのAHV対応版を検証しました。

検証実施にあたりVeeam 西巻氏にご協力頂きましたことにお礼申し上げます。

昨年のNutnaixの.NEXTからリリースの話が出ていて待たされたこと一年してようやく先月(7/26)リリースされました。

これでようやくNutanixのハイパーバイザーであるAHV対応で主要ハイパーバイザーはすべて対応することできました。(XenServerは未対応) 

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AHVのテスト内容を説明する前に一度Veeamの基本構成をおさらいしておきましょう。

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Veeamの基本的な構成は以下のようなコンポーネントから構成されます。

・Veeam Backup & Replication Server(以下Veeam サーバで示します)

・Backup Proxy

・Veeam Repository

 今回のAHVで大きく機能が加わったのがこのProxy Serverになります。

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こちらがAHV(Proxy)対応に必要なシステム要件になります。

AOSは5.1.1以上で動作しますが、今回は最新バージョンのAOS5.8で検証しております。

ProxyはVMDKファイルで提供されておりますので、Prismのイメージサービスでインポートして利用します。AHV Proxyのスペックはマニュアル上は2vCPU/4GBメモリで動作すると記載があります。

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今回の検証の構成と検証内容は上記に記載します。

今回のAHV対応ではSnapshot連携も対応しているとのことですので、設定も入れて検証してみました。画面イメージは見づらい部分もありますがあらかじめご了承ください。

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まずProxyサーバのデプロイを行います。VMDKファイルをイメージとして登録してその後仮想マシンとして展開します。展開後は仮想マシンをPowerONします。

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起動したProxyサーバにターミナルでアクセスしてIPアドレスとポート番号を確認して、Webブラウザでアクセスします。(adminでログイン)

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Proxyサーバにログイン後は各種設定を行います。設定後は再度ログインを行います。

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ログインしなおすと、ライセンスがインストールされていないという警告画面が表示されますので、評価用ライセンスと合わせてダウンロードしたライセンスファイルを適用します。

 

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適用後はNutanix Clusterの登録を行います。

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ProxyサーバでManage Nutanix Clusterのメニューを選択してClusterの情報を登録します。登録後はClusterのIPアドレスとAOSのバージョンが表示されます。

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次にVeeam サーバの設定を行います。Veeamサーバの情報を登録するとIPアドレスとバージョン情報が表示されます。

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VeeamサーバのRepositoryを作成し、その後アクセス権を設定します。ユーザ単位にアクセスする必要がなければAllow to everyoneを選択してください。

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 バックアップJobの作成画面になります。こちらについては画面イメージをご参照ください。

 

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Jobを設定した後は、Jobを起動します。こちらの画面ですが、Read / Trasnferredの表示がありますが、こちらの数値で実際にデータ圧縮率が算出できます。何度かテストしましたが、約30%程度の効果はあります。

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こちらの画面は差分バックアップとVeeamサーバでのJobの実行結果の画面になります。Proxyサーバと同様の画面が表示されます。

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バックアップしたデータをレストアします。まずはProtected VMsから対象の仮想マシンを選択します。

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次にRecovery Pointを選択して、対象のデバイスを選択します。

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Restoreする理由を記載(Test Restoreなど)し、サマリが表示されます。

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レストアを実行します。レストア中は仮想マシンの電源が入っていない状態になりますが、終了後はPowerONを実行します。

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次にファイルサーバのレストアになります。こちらはProxyサーバではなく、Veeamサーバからオペレーションします。Restore PointについてもProxyサーバ同様に指定します。

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Restoreするファイルとフォルダを指定します。Explorerのを立ち上げて指定することも可能です。

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実行したJobなどのイベント情報をEventsから確認することができます。

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次にSnapshot連携について記載します。Snapshot連携については、Nutanix Guest Tools(NGT)を導入するがあります。Prismの仮想マシンのメニューからManage Guest Toolsをクリックして、SnapshotをEnableにしてください。

これを設定するバックアップする際に、仮想マシン側でスナップショットと連携してバックアップを行います。多少ではありますがバックアップ時間は短縮することができました。また、Proxyサーバについてはバックアップ中はメモリ利用率がほぼ100%に近い状態になります。メモリを増やすことで多少バックアップ時間の短縮はしたものの大きな効果は得られませんでした。

 

普通にAHVのバックアップで利用するには特に問題ないレベルだと思います。

是非、NutanixのバックアップはVeeamを選択してみてはいかがでしょうか。

 

よろしくお願いします。