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AHVのHighAvailability(高可用性)について

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

本日はAHVのHighAvailability(以下HAで省略)に関して説明したいと思います。過去にAHVの機能比較の記事でHAの内容に触れていたかと思いますが、簡単に説明しただけで終わっていましたので、今回はもう少し説明したいと思います。

記事については、以下を参照してください。

blog.lenovojp.com

 

HAの方式については、以前のブログでお話した通り2種類存在します。

1.ベストエフォート

2.リザベーション

 

・ベストエフォート方式について

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HAの設定についてはFoundationでセットアップ後に組まれていますが、Prismのメニューで「Manage VM High Availablity」というメニューで「Enable HA Reservation」のチェックのON/OFFで設定が決まります。

設定をOFFのままであれば、ベストエフォートになり、ONにすればリザベーション(予約)になります。

  • Acropolisは、ホストがダウンした場合に管理する仮想マシンの高可用性を提供
  • 正常でないホストが修復されている間に、別の正常なホスト上で仮想マシンが再起動されます
  • ホストが修復されている間、仮想マシンが長期間停止する心配はありません
  • ストレージの高可用性の最大はRF-3であるため、最大2つのホスト障害をサポートします

 

ベストエフォートの場合、障害発生後は自動で再起動しますが、デフォルト設定なので、ノードで使用可能なリソースに基づいて、他のクラスタノード上の仮想マシンの復旧と電源投入を行います。エンタープライズクラスの機能を最初から有効にすることは非常に効果的ですが、ベストエフォート型のオプションでは、リソースの制限のために仮想マシンの電源がオンにならない状況が発生する可能性があります。

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より定義された復旧モデルの場合、AHVは仮想マシンの高可用性を保証するために、クラスタ内に必要なリソースを予約することができます。デフォルトのベストエフォート機能と同様に、リザベーション(予約)モードも用意されており、ワンクリックで選択できます。

 

・リザベーション(予約)方式について

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チェックを入れることにより、AHVはNutanixクラスタを分析し、復旧に最適な高可用性ポリシーを選択します。現時点では、システムは、確立された高可用性ポリシーに基づいて新しいVMを確実に回復できるようにポリシーを設定します。AHVは、ポリシーをクラスタ内の使用可能なメモリに基づいており、次の可用性ポリシーを提供します。

  • ホストのCPUとメモリの使用状況を追跡します
  • ホスト機能の対象となり、仮想マシンのポリシーに準拠した仮想マシンを配置
  • 仮想マシンの高可用性を保証するリソースを予約

 

リザーブド・セグメント:AHVは、単一ノードを専用ノードに割り当てるのではなく、クラスタ内のノード全体に高可用性リカバリ・ポイントを分散します。ハイアベイラビリティイベントが発生すると、障害の発生したホスト上で実行されている仮想マシンは、クラスタ内の他のノードで再起動します。

 

サポートするポリシーについて

  • データローカリティを維持します
  • QoSを保証します
  • 特定のリソースタイプとの相関関係を決定づける
  • ハードウェア/ソフトウェアポリシーの制約に従う
  • ワークロード間の干渉を避ける
  • 集合的なリソース要件を優先する

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予約された構成では、仮想マシンの高可用性設定は、確立されたNutanixクラスタのフォールトトレランスレベルに応じて、クラスタ全体でリソースを予約します。仮想マシンの高可用性の構成では、次のことから保護するために必要なリソースが予約されています。

  1. NutanixコンテナがReplication Factorが2で構成されている場合、1台のAHVホスト障害まで許容
  2. NutanixコンテナがReplication Factorが3で構成されている場合、2台のAHVホスト障害まで許容

Nutanixは、クラスタから入手可能な詳細に基づいてリカバリオプションを自動的に選択することにより、高可用性のリカバリ方法の選択を簡素化します。ベストエフォート型のデフォルトを超えて仮想マシンの高可用性を有効にすると、新しい仮想マシンの高可用性に対応するのに十分なリソースがポリシーで確保できる限り、新しく作成された仮想マシンの電源を入れることができます。

仮想マシンの高可用性はハイパーバイザベースの高可用性のイベントでのみ、実行中の仮想マシンのリカバリ性を考慮した構成にする必要があります。ハイパーバイザベースのイベントは、Nutanixソリューション内のストレージまたはCVMイベントを含む高可用性とは異なります。ストレージまたはCVMイベントには、(定義されたレプリケーションファクタに基づいて)データレプリケーションによるリカバリと、クラスタ内のリモートCVMへのリダイレクトが含まれます。

 

詳細はNutanixのポータルサイトに記載がございます。

https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=Web-Console-Guide-Prism-v52:wc-high-availability-acropolis-c.html

 

よろしくお願い致します。