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Nutanix Files(旧Acropolis File Services)の機能紹介【第二弾】

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

以前のブログで紹介したNutanix Files(旧Acroplis File Services)の詳細についてお話したいと思います。今までは機能紹介で終わっていましたが、今回はもう少しオペレーションも含めてお話していきたいと思います。詳細はスライドの中にほぼすべて記載しているので、コメントは少なめです。

 

1.Nutanix Filesとは?

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Nutanix FilesはNutanix上で実現するファイルサーバのことです。ホームディレクトリ、ユーザプロファイル、部門共有サーバなど様々な用途利用できます。Nutanix Filesは物理ホストで実現するのではなく、ファイルサービス用の仮想マシンを専用に構築する必要があります。実現できるハイパーバイザーとしてはAHVとESXiになり、現状はCIFS,NFSの両方のプロトコルに対応しています。容量増設もDSFに対応していることからとても簡単に行うことができます。

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アーキテクチャについてお話します。Nutanixのクラスタ上に最小構成で3台の仮想ファイルサーバVMを構築する必要があります。この3台構成が必須になるのはNutanix上で高可用性を維持するために必要となります。

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f:id:t_komiya:20181118162021p:plain機能についてお話します。共有サービスをディレクトリ・ファイルレベルで提供し、アクセス制御も行うことができます。また、高可用性で障害発生した場合にもFSVMでリソースが引き継げるようなアーキテクチャになっています。ユーザ毎に容量制限(クオータ)を設定することができます。1:Nのレプリケーションは対応していますが、NearSyncなどのRPOの短い要件には現状対応しておりません。f:id:t_komiya:20181117215709p:plain

ファイル共有については機能説明を省略させて頂きます。上記をご参照下さい。

2.ファイルサーバー用の仮想マシン

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ファイルサーバーVMについてですが、最小4vCPU、12GBで構成され、ユーザの規模に応じてリソースの割り当てを変更してスケールさせていきます。詳細は後程紹介します。ファイルサーバーVMはNutanixのクラスタ以下にしなければならないため、3ノードの時は3ノード構成になりますが、最新のFilesでは1ノードや2ノード用のクラスタもサポートしているようです。また、上図で下のほうにABSと記載があるように、FSVMはストレージ部分とはiSCSI接続で利用します。

 

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Nutanix FilesはSMB(CIFS) / NFSの両方のプラットフォームをサポートしていますが、共有やExportの設定はいづれかの設定になります。

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 次にネットワークについてお話したいと思います。Nutanix Filesはクライアント側と通信を行う外部ネットワークとFSVMやCVMが冗長性を確保するための内部ネットワークを分けて形成します。そのため、FSVMを構築する際には、図のような形の構成を意識する必要がありますが、状況によってはネットワークの構成の変更が入る可能性もありますので、十分注意が必要となります。外部ネットワークにもActiveDirectoryやLDAP通信をできるようなネットワークを確保することが必要になります。

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次にNutanix Filesでサポートされている機能を記載します。まずはサポートOSについてです。WindowsのクライアントOSはWindows7以降、WindowsサーバーOSはWndows2008以降になりますが、Windows2016に記載については現状NutanixのSupport Portal上も記載がないため、こちらを真として頂ければと思います。

また、FSVMの仕様についても記載しておりますが、こちらはNutanix社のReferenceになります。こちら以上の仕様については、複数台のFSVMを構築してスケールして設定して下さい。非同期DRの設定についても現状NearSyncなどの対応はしていないので、ご注意下さい。

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クオータについて説明します。クオータについては、ユーザーとグループの2種類が設定できます。説明の通りでユーザー毎に容量を設定するのか、グループ毎に容量を設定するのかの違いです。また、クオータの設定内容については、ハードウェア的に制限するものと、ソフトウェア的に制限するものがあります。ソフトウェア的な制限を利用した場合は、利用者にメールで通知を行うことができます。

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ファイルのパフォーマンスの最適化は、ファイルサーバーが負荷を受けているときにユーザーに通知し、最適化を改善するために変更を必要とします。この機能には、スケールアップ、スケールアウト、および再バランスのアクションが含まれます。

ストレージグループの中断によりパフォーマンスが低下するかどうかは、Prism Webコンソールから自動的に通知されます。ファイルサーバーページには、最適なパフォーマンスオプションの推奨事項が表示されます。

詳細はイメージにもコメントがありますので、参考にして頂ければと思います。

 

よろしくお願い致します。