LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜

レノボのソリューション・サーバー製品に関する技術情報、お役立ち情報をお届けします

Windows Serverで実現するHCI ThinkAgile MXシリーズのご紹介

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

本日は先日発表されたWindows Serverで実現するHCI 「ThinkAgile MXシリーズ」をご紹介します。

以前にもHCIに関しては、Nutanix社のHCI製品である「ThinkAgile HXシリーズ」やVMware社のvSANアプライアンスの「ThinkAgile VXシリーズ」を紹介してきましたが、今回の「ThinkAgile MX」はMicrosoftのWindows ServerベースのHCIになります。

もう少し詳細に説明すると、以下のようになります。(レノボ プレスリリースページから引用)

ThinkAgile MXシリーズ認定ノードは、Microsoft WSSDソリューションをベースに、事前検証済みハードウェアとファームウェアを構成、Windows Server 2016 Datacenter Editionをプリロードしパッケージ化したレノボおよびMicrosoftで認定したアプライアンスです。ストレージ構成として、フラッシュとHDDを組み合わせたハイブリッド構成と、フラッシュのみで構成されるオールフラッシュ構成を提供します。また、RDMA対応の高速ネットワークアダプターを標準で搭載、WSSDの性能を最大限に引き出す構成です。

f:id:t_komiya:20181123104903p:plain

赤枠で囲っている部分がThinkAgile MXの説明になります)

マイクロソフトの標準ハイパーバイザーであるHyper-Vを使い、Windows ServerのみでベースとなるHCIシステム構築が可能となります。別途、ソフトウェア製品を購入する必要がないため、初期投資を抑え、高い価格性能比のシステム導入が実現します。間もなくサポート終了となるWindows Server 2008から仮想サーバー統合や、中堅・中小企業におけるVDI導入に最適です。

ThinkAgile MXシリーズでは、現行のWindows Server 2016 Data Center Editionに加え、最新のWindows Server 2019 Data Center Editionに対応します。Windows Server 2019では、同社のパブリッククラウドサービスMicrosoft Azureとの連携も大幅に強化され、ThinkAgile MXシリーズを ベースとするハイブリッドクラウド環境の構築が可能となります。Windows Serverのライセンスはオプションとなり、OEMライセンスあるいはMicrosoft認定パートナーより提供されるライセンスを選択頂くことが可能です。

また、ハード、ソフトのテクニカルサポートを一括で提供するThinkAgileアドバンテージサポートは標準で含まれており、導入後のお客様の運用を強力に支援いたします。

 

通常のS2Dとの違いということであれば、ファームウェアの組み合わせ(Lenovoではこの組み合わせをベストレシピと呼ぶ)で検証されたハードウェアの構成により、パーツレベルでの相性も良いアプライアンスになります。そのため、パーツレベルで組み合わせれば単純に構成組んだとしても、ファームウェアの相性が悪ければブルースクリーンなども表示されてしまうこともあります。そのため、レノボでその構成を認定しているものを今回リリースしているわけです。

f:id:t_komiya:20181123105655p:plain

こちらが実際のコンセプトになります。もともとThinkAgile SXMというオンプレのAzureStackをリリースしていたのですが、今回Windows2019のリリースに合わせてS2DベースのHyper-VにおいてもAzure連携可能なプラットフォームにもなっているため、今回のThinkAgile MXシリーズはハイブリッドデータセンターというコンセプトを掲げて製品化しております。もちろん小規模のお客様にも手軽に導入でき、かつクラウドと連携しながら、リソースの有効活用しながら利用することもできます。

実はこのS2DベースのHCIが今一番成長率が高く、今年の3月から9月までの半年間で約50%の成長率になっています。現在注目のHCIと言っても過言ではありません。

f:id:t_komiya:20181123110357p:plain

S2Dに関してですが、Windows2012からベースの技術はありましたが、HCIの利用としてはWindows2016からになっています。しかしながら、Windows2016の時はHCIとしての機能はあったものの冗長性に関しては他社に比べて劣る部分があり、その点は改善してきました。(詳細な説明は今後ブログで紹介するかもしれません)

それに加えて今回は2ノード構成についてもプラスの要素がありますので、それは後程ご説明致します。

f:id:t_komiya:20181123111309p:plain

ここでS2Dのメリットをまとめてみました。

売り文句は費用対効果の高いストレージということです。ハイパフォーマンスということを売りにしているのですが、ストレージデバイスやネットワーク機器については日進月歩でテクノロジーが進化していきます。ソフトウェアでアーキテクチャを開発しなくても、高速ハードウェアの認定があればより効率性もあがるため、S2D(レノボのThinkAgile MX)はまさにそこをアピールしています。

昨今は大容量化も進んできていることもあり、少ないノード数でPBクラスの構成もサポートしています。

f:id:t_komiya:20181123111819p:plain

f:id:t_komiya:20181123112416p:plain

レノボでS2Dソリューション(ThinkAgile MX)を選択する理由について記載します。先ほども説明したベストレシピで認定構成をリリースしていることもありますが、今回の売りはThinkAgile Advantageサポートにあります。レノボのサポート窓口でハードウェアおよびソフトウェアを一括してサポートします。こちらの話はThinkAgile HXの認定ノードでも同様のことをお話しましたが、その内容と同等になります。

レノボが提供するソフトウェア選択型のNutanixノード~ThinkAgile HX認定ノードの登場!~ - LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜

 

f:id:t_komiya:20181123113254p:plain

f:id:t_komiya:20181123112544p:plain

f:id:t_komiya:20181123112658p:plain

ThinkAgile MXのハードウェアスペックをまとめてみました。NVMeやRDMAなどの最新ハードウェアの対応もありますが、ここでのポイントとしてはWindowsのAdminCenterとLenovo XClarityの連携により、XClarityのInventoryからWindows Server側のLogも閲覧できるようになっていて、管理性を向上させていますf:id:t_komiya:20181123113711p:plain

f:id:t_komiya:20181123113755p:plain

最後に2ノード構成のS2Dについて説明します。今回のWindows2019から新たにUSB Witnessの機能が追加されています。通常は外部でWitness用のサーバを立てる必要がありますが、こちらはルーター機器にUSBデバイスを差し込んで、2ノードのS2Dの監視を行うものです。構成図もイメージを載せておきますが、USB Witnessに対応しているルーターも現時点ではまだ数多く無いようです。今後増えていくと思いますので、いろんな周辺機器メーカーのページを参照して頂ければと思います。この構成により、ROBO(Remote Office / Branch Office)利用のHCIも出てくるかと思います。

 

WindowsプラットフォームでのHCIでお手軽の導入を考えていらっしゃるお客様は、是非検討頂ければと思います。

 

よろしくお願いします。