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1年ぶりのLTS対応AOS5.10 とその追加機能のご紹介~AOS5.10の機能紹介~

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。

本日は昨年12月にリリースされたAOS 5.10の機能紹介をしたいと思います。AOS5.9がリリースされて3か月も経過していないのに、もう新しいAOS5.10がリリースされるの?と思われる方もいらっしゃるかと思います。NutanixのソフトウェアはLTS(Long Time Support)とSTS(Short Time Support)の二つ分かれて、LTSは1年おきのリリースでアナウンスされることになっており、12月はちょうど1年前にAOS5.5がリリースされた時期ということもあり、今回のリリースになっているわけです。

AOSのリリース時期については、以下のイメージでつかんで頂ければと思います。

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昨年11月にLTSとSTSの記事は投稿しておりますが、改めてアップデートしたいと思います。

blog.lenovojp.com

 

今回のAOSの5.10がリリースされたことにより、LTSのサポートされる期間が2020年3月まで延びることになりました。AOS5.5のメンテナンスサポートが2019年4月で終了することから、リリースを待ち望んでいた人も多いと思います。メーカー各社のサポートを見て是非アップデートをお願いします。詳細は以下に掲載いたします。

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一点だけ注意事項として、AOSのアップグレードパスについてです。

すべてのバージョンから最新版であるAOS5.10にアップグレードできるわけではありません。是非アップグレード前にNutanixのサポートポータル上のアップグレードパスをご参照ください。バージョンによっては2段階のアップグレードが必要になります。

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AOS5.10で追加された機能について

XI Leap対応

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AOS5.10からXi Leap(Nutanixのクラウドサービス)の接続が可能になりました。

今回はこちらのスライドでDRaaSとしての紹介を軽くしておきますが、今後Xi Leapについてはブログの中でもう少し具体的に紹介させて頂きたいと思います。

Autonomous Extend Store - AES

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自律的なエクステントストアということですが、要するにランダムライトのパフォーマンスを向上するために、データパスの改善を行っています。今後の大容量化に向けてのメタデータ管理方法を変えてことが今回の狙いになります。(他のノードのCassandraのやりとりが軽減されている)

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詳細は以上のイメージをご参照下さい。これを導入するとどのくらいの効果があるのか?というと・・・Nutanixの.NEXTでの資料を見たところでは20%程度向上しているようです。ポイントを以下に記載しておきます。

主な改善点

持続的なランダム書き込みを改善

  • IOPS Cliff解消
  • 低耐久性SSDの使用を可能にする

高容量のストレージノードのサポート

  • ノードあたり300TB以上

ローカライズされたバックグラウンドデータ管理

  • ローカルノードのILM、重複排除、変換

そんなAESについてですが、良いことばかりではありません。現状の制限事項もございますので、併せて掲載させて頂きます。

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ここでのポイントですが、ALL Flashのみで利用可能であることとSSDやNVMeの搭載本数に制限があることです。今後のソフトウェアのアップグレードでこちらは解消されますが、すべてが反映されるのはしばらく先の話になります。

また、NXシリーズ以外は各社の認定ファームウェアの確認が必要となります。

Never Schedule Node

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スケジュール不可ノードと記載がありますが、実際にはストレージ専用ノードと同様のことを記載しております。今まで各社のNutanixのハードウェアでストレージ専用ノードが存在していたかと思いますが、それが任意のシリーズでストレージ専用ノードとして利用することができるようになります。アプリケーションのライセンスを意識する場合には特に有効的になると思います。

また、Nutanixクラスタのデータストレージを増やすためにノードを追加したいが、そのノード上でAHVのVMを実行したくない場合は、スケジュール不可能ノードを追加できます。 AOSは新しいVMの展開時、あるホストから別のホストへのVMの移行中(ホスト障害の場合)、またはその他のVM操作中にかかわらず、スケジュール不可能ノード上のVMをスケジュールすることはありません。 したがって、スケジュール不可能なノード構成では、NutanixクラスタからCPUなどの追加のコンピュートリソースが消費されることはありません。

Disaster Recovery Orchestration

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PrismでDRのオーケストレーションができるようになっています。DRサイト構築(今回はXi Leap上も含めて)時に仮想マシンの復旧できるシナリオを想定しておかなければならない場合に、そのテストも含めてできるようにするのがこの機能です。以前NearSyncをご紹介したときに出てきたRunBookと同様です。

その他のサポート機能について

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AOS 5.10についてはほとんどがバグフィックスになりますが、そのほかにサポートされたのがこちらになります。vGPUについては、HAが今まで(AHVで)サポートしていなかったのですが、今回ベストエフォートのモードでのみサポートがされることになります。ベストエフォートモードを忘れてしまった方のために、リンクをつけておきます。blog.lenovojp.com

 

 

2019年1月7日時点でAOS 5.10も2回アップデートがかかっているため、是非プラットフォームがサポートされた段階で機能を試してみてはいかがでしょうか。

(今までAOS 5.6 - 5.9の機能も今回試すことができます)

 

よろしくお願い致します。