System x に搭載されたIMM2からThinkSystem に搭載されたXCCへ、名前ががらりと変わった話は前回いたしました。次は名前だけでなくこんなに変わったを紹介したいと思います。
まず最初に見た目です。WebインターフェースのGUIが大きく変わりました。ホーム画面がダッシュボード形式になり、CPUやメモリー、ファン、パワーサプライなどハードウェア・ステータスが一目瞭然です。よく使う機能もダッシュボードに配置されております。そして待ちに待った日本語対応です。言語選択機能が付きましたので英語でも日本語でもどちらでも表示可能です。Helpも日本語で表示されますので英語が苦手な方でも操作に迷うことはなくなりました。
日本語対応したばかりなのでちょっとおかしな翻訳があり、分かりにくいところがあるので注意事項(自虐ネタ?)としてご紹介しておきます。バージョンアップで修正される可能性大なので今だけの限定情報となるかもしれません。
アラート通知機能(メールやSNMPなど)で指定するアラートの重要度3種類が重大、重要、システムとなっております。ん?重大と重要どっちが危険な状態なの?
重大→Critical なのでこれが危険度一番です。
重要→Attention が重要と訳されてます。マニュアルとかならありそうな訳ですがここは「警告」としてほしいですよね。
RAIDセットアップ機能にて物理ドライブのステータスを変更するところですが、Make disk drive offline が「ディスクドライブを作る:オフライン」ってあまりにも直訳じゃぁ?「ドライブをオフラインにする」でいいと思うのですが・・・。
他にもおかしな翻訳見つけたらぜひ、お知らせ下さい。修正してもらいましょう!
画面についてもう1点。「BMC」という言葉が登場しておりますが、これはXCCのことです。BMCとはBaseboard Management Controller のことで一般用語です。ここはぜひ固有名詞で XCCと表現してほしいところですが、ネーミングより先にインターフェースが開発されたのでしょうね。