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マルチクラウドのDaaSプラットフォーム ~Nutanix Xi Frameについて~

2019/07/23追記

Xi Frameに関する第二弾の記事を載せておりますので、合わせてご参照ください。

https://blog.lenovojp.com/entry/2019/07/21/201247

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皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。
本日はマルチクラウド環境でDaaSプラットフォームを実現するNutanix Xi Frameについてご説明したいと思います。
こちらは、HCIのプラットフォームとは違い、クラウドサービスの内容になります。そのため、提供形態は月額もしくは時間単位の課金になります。
まず、Xi Frameとはどのようなものか説明したいと思います。

Xi Frameは以下のようなものです。
ブラウザを使用して任意のデバイス上のユーザーに Windowsアプリケーションとデスクトップを配信する安全なクラウドプラットフォーム
今までのDaaSは提供するまでに、システムの構築・ワークロードの構築に時間がかかり、接続するPCの構成や利用者のマニュアルなどを作成したり構築までに非常に時間がかかります。また構築が終わったあとも起動時間が遅い、使い勝手が悪い、USBが使えない、アプリがインストールできないなど従来のPCで利用していたものに比べてユーザーエクスペリエンスが良いものではないケースもあります。
Xi Frameはブラウザを利用してクラウド上のデスクトップ環境を利用させることにより、セキュアで使い勝手の良いDaaS環境を実現しています。

1.なぜFrameが必要なのか?

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従来型のHCI環境のVDI環境はNutanixの1クリックでデプロイできる環境(Calmなどを利用)が構築できますが、マルチクラウドの環境でそれができれば好きな時に好きな環境でデスクトップ環境が構築できるようになります。その最適なプラットフォームがXi Frameになります。(イメージを参照)
Xi Frameを利用してダッシュボードから1クリックでデスクトップ環境をできるようになります。
2.Nutanix Xi Frameの機能

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Xi Frameの機能についてご説明します。HTML5やH.264などの言語やコーデックに対応しており、ブラウザも多種に対応しています。仮想デスクトップおよびアプリケーション仮想化にも対応しています。またクラウド上で対応しているかの話になりますが、GPUにも対応しており、AWSおよびAzureなどのクラウドにも対応しています。

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ワークスペースの配信が1クリックで行うことができ管理がシンプルになっています。ブラウザアクセスで利用できることからクライアント側のプラットフォームに柔軟に対応できます。また、クラウドストレージサービスとの親和性も高く、Xiクラウドを含めパブリッククラウド上にデスクトップが展開できることが特徴です。
3.エンタープライズ対応のデスクトップとしてのサービス

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マルチクラウドにデスクトップが展開できると言っても、セキュリティが担保されていなければ何も意味がありません。Xi Frameは簡素化した管理だけでなく、セキュリティ対応としてユーザー認証はもちろんのことSOC-2、FedRAMP、FIPSなどのセキュリティにも対応しています。こちらはあくまで米国基準のセキュリティであるため、日本での対応については、別途確認が必要になります。
4.オンデマンドでの容量のモニタリング・自動スケーリング

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マルチクラウドでデスクトップを利用することは良いが、リソースの監視およびリソースのスケーリングはどうするのかと思うことがあります。Xi Frameは週次の利用率をモニタリングすることができます。また、オンプレミスのVDIなどではピーク時のトラフィックを見積もった上でシステムを構築する必要がありますが、Xi Frameの場合はその必要がありません。そのため、インフラを瞬時に拡張し時には縮小することが容易にできる柔軟性を備えております。
5.Frameの特徴

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Xi FrameはマルチクラウドでDaaSを利用できるとお話しましたが、普通にRDPを利用してデスクトップを使用するとプロトコルのオーバーヘッドが大きくなり最適化したものではありません。Frameは元々ブラウザへのビデオストリーミングの開発を行っており、H.264ベースのコーデックに対応したQoSを提供して、WANおよび低帯域のネットワークにも対応できるようになっています。また、通常のPCで要求されるような要件(イメージを参照)にも数多く対応しています。
6.Frameが提供するデスクトップ管理の簡素化

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Xi Frameを利用する際、どのようにシステム実現するか検討する必要があります。
1.インフラの選定(オンプレミス・クラウド)
2.利用するアプリケーション
3.ユーザーの認証方法
4.利用するファイルサーバー
5.利用する端末
これらの要件を決めていく必要がありますが、難しいシステム設定は必要ありません。クライアントの目線からデスクトップを利用することを考えればよいのです。
今までVDI導入でクラウドを利用することをためらっていた管理者もいらっしゃるかと思いますが、このXi Frameを利用することにより、ユーザーエクスペリエンスの高いDaaS環境を提供することができます。管理者はむしろクライアントの管理の方に目を向けてシステムの管理部分については、クラウドやXi Frameの機能で統合してみてはいかがでしょうか。

また、こちらのFrameはロケーションに関係なくストレスに利用できます。
実際に日本のNutanixのSEさんがFrameを新幹線の中で利用した動画がYoutubeにアップロードされておりますので、是非参考に見て頂ければと思います。

youtu.be


よろしくお願い致します。