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Nutanixにおけるハイパーバイザーの変換プロセスについて

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。本日はNutanixのハイパーバイザーの変換プロセスについてお話したいと思います。

NutanixでよくESXiからAHVへの変換ができるというコメントをこちらのブログでも紹介しておりますが、ハイパーバイザーを変換する際のプロセスがいくつかあるので覚えて頂ければと思います。

1.ESXi から AHVへの変換について

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ESXiからAHVに変換する際、ノード1台ずつAHVに変換されますが、ESXiのホスト状態は一度保存してから変換します。コントローラVMが1台ずつESXiからAHVのマイグレーションを行います。AHVに変換後は手動で仮想マシンを起動します。ここで仮想マシンの変換について細かく説明したいと思います。

2.仮想マシンの変換

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仮想マシンの変換にはNGT(Nutanix Guest Tools)が必要です。こちらを仮想マシン内にインストールしておきます。

詳細の説明は過去のブログのURLを記載しておきますので、ご参照下さい。

https://blog.lenovojp.com/entry/2018/11/10/172603

 

変換プロセスは4つの工程で行われます。

①検証

クラスタ内の仮想マシンが変換可能かどうか検証します。

②起動

変換を行います。変換のプロセスは記録されます。

③仮想マシン変換ためのノードを準備

ノード内の仮想マシンの情報はノードのUUIDに応じて収集され、仮想マシンが保護されているときには変換はできません。仮想マシンはマスター変換レコードに格納されていて、仮想マシンファイルは変更されません。

④仮想マシンの変換を実行

ノードの変換レコードを参照して、ハイパーバイザータイプを比較して、変換先のハイパーバイザーに変換します。仮想マシン変換後は仮想ネットワークなどもハイパーバイザーの情報に合わせて変換を行います。変換が完了すると変換元の仮想マシンファイルは削除されます。

 

3.ポートグループとVLANの変換 および AHVからESXiへの変換について

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ESXiのポートグループやVLAN IDなどがすべてキャプチャされてAHV用に変換されます。対応するVLAN IDが割り当てわれて仮想マシンが正しい仮想ネットワークに転送されます。

ESXiからAHVへの変換だけでなく、その逆のAHVからESXiのプロセスもあります。こちらの変換するESXiのイメージが必要になりますのでご注意下さい。

.クラスタ変換作業の中止について

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クラスタ変換作業も必ず成功するわけではありません。失敗してしまった時に戻せなくなるのではないかと心配する方もいらっしゃるかと思いますが、Nutanixの変換作業で失敗したときは失敗した内容のポップアップが表示されます。こちらで元の環境に戻すかどうか聞かれるので、「Yes」をクリックすると元の環境に戻すことが可能です。

 

ハイパーバイザーの変換は通常の変換作業以外にも、DR先にレプリケーションする時もクロスハイパーバイザーでDRするときも同様のことが行われます。

 

以上、参考情報として読んで頂ければと思います。

 

よろしくお願い致します。