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Nutanix .NEXT 2019 速報(その3)

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。本日は2019年5月7~9日の日程でアナハイムで開催中のNutanix .NEXT 2019のキーノートセッションでの内容(今回は第3編)をお伝えしたいと思います。

 

1.Xi Cloud サービスの追加とハイパーコンバージングクラウドへ

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Xi Cloudサービスの追加としてTest Driveが新規リリースとなっております。

対応している内容としては以下のものになりますが、追って内容を紹介したいと思います。

 

①包括的なNutanixの機能
②GCPネイティブ
③エクスペリエンスXi Leap DR

 

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今まではオンプレミスだけに使っていたハイパーコンバージドという言葉でしたが、今回からハイパーコンバージドクラウドという名称で利用することになります。インフラをクラウドを含めて1クリックでデプロイを実現できたりします。

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オンプレの時にハイパーコンバージドと言っていたのは、コンピュート・ストレージ・ネットワーク・セキュリティなどを1つにまとめて管理することやData Mobility/App Mobilityの言葉の定義のように、仮想マシンなどをvMotionのようにホスト間でデータが途切れることなく移動できるようなことやアプリケーションを停止することなく移動することを考えられてきました。これを今後はクラウド間でも実現できるようにすることがハイパーコンバージドクラウドの意味でもあります。


2.クラウド間のApp Mobilityの実現

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今までのマルチクラウド環境において、オンプレからクラウド環境への移行は難しいものでした。実際にクラウドに移行したのちやはりクラウド側での環境は適さない場合に再度オンプレミスに移行する場合は、クラウドへの移行以上に難しくなっていたり、料金もかさむことがあったりします。

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それを解決するために、今回対応したものが、(App Mobilityを備えた)Nutanix Moveになります。こちらはCalmを利用して導入することになりますが、現状対応しているクラウドベンダーがAWSのみとなっております。f:id:t_komiya:20190509171438j:plain

こちらがCalmのBlueprintになりますが、WebサーバーやDBサーバーがAWSにデプロイされています。これをMoveを利用することで、クラウドからオンプレミスへのデータのマイグレーションが可能となります。f:id:t_komiya:20190509182518j:plain また、こちらはBeamを利用することでコストを可視化することができ、最適なクラウド環境を導き出すことができます。この結果を先ほどのMoveで移動させてしまうことで最終的にApp Mobilityも意識したハイパーコンバージドクラウド環境が作れるということになります。

 

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現状のNutanixのハイパーコンバージドにおけるLocationとそのFootprintにおける対応についてはオンプレミスまでどどまっておりますが、今後はオンプレミスという環境が必ずお客様の環境である必要はないということが、先ほどのTestDriveの話であり、今回のTest DriveはGCP(Google Cloud Platform)内にオンプレミス的な環境を作ってしまいましょうということです。

 

ここで、GCPに関しては、昨年のロンドンでDR環境のNutanixが構築できる話がありましたが、今回はGCPだけにとどまらないのが、今回の.NEXTになります。

3.Nutanix on AWSの発表について

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今回の発表として、Nutanix on AWSの対応がその大きな発表の一つになります。

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こちらについては、AWSのEC2上にベアメタルのNutanix環境を作ることができます。VMware 社のVMware Cloud on AWSと構成は似ており、vSANの意味合いではストレッチクラスタに同様のことができます。(NSXなどを構成することはない)

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特徴としては2つあり、シームレスは拡張として、ネットワーク環境はAWS Directコネクトを利用するか既存のVPCを利用して接続することができます。AWSを今まで通り利用している人はそのままの状態で利用できます。

もう一つは容量はオンデマンドで拡張できます。実際のデモにおいては、オンプレミスで構築したVDI環境をオンプレ上で拡張することはしないで、AWS上のNutanixでクラスタのノードを追加して、あたかもオンプレのように増設することができるようなものを実演しておりました。

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そのほかにも、セキュリティをそのまま適用したConsistent Securityや開発用のワークロード向けにS3のストレージを拡張することもできるHibernateなどの紹介もありクラウドをうまく活用した使い方の紹介もありました。

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また、AWSを利用しているユーザーが常にオンラインにしておくと課金されることが気になることがあります。そこで、通常はオンラインにすることなく、構成をResumeしておく機能やEC2のパブリックで利用している環境に直接アプリケーションのモビリティをサポートする機能も今回提供できるようになっています。

4.Nutanix のEnterpise Cloud Platform

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今回の様々な発表により、NutanixのEnterprise Cloud Platformが変わってきます。

Extended Cloudの項目が今回追加されて、Nutanixが実行する環境はオンプレミスだけでなくXI Cloud以外のクラウド環境にも展開されています。Nutanixはどこに行っても使えますということがそろそろ言える時期が来たということになります。また、実行するアプリケーションについてもApp MobilityをGCPやAWSにも展開できるようなことになったことから、Nutanixが逆に標準プラットフォームとして導入しても悪くないような感じに思えた今回の.NEXTの発表内容だと思いました。

 

ご参考までに読んで頂ければと思います。

 

よろしくお願い致します。