こちらの内容ですが、以前にもこちらのブログで紹介していますが、内容が変更されているため、もう一度アップデートの意味で投稿しています。
以前の記事は以下のURLをご参照ください。
Nutanixのオブジェクトストレージのアーキテクチャについて - LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜
1.オブジェクトストレージの必要性について
技術の進化に伴い、スマートデバイス、センサー、ヘルスケアアプリケーション、カメラ、ボディカメラ、およびその他のデバイスによって収集されたデータは指数関数的に増加データを管理するために使用する方法も、データの保存、取得、処理が必要となる規模と速度の急激な増加に対応するために進化しています。
モノのインターネット(IoT)の継続的な進歩により、オブジェクトストレージは、マシン生成型でペタバイト規模の、継続的に増大するデータセットを迅速に格納および取得するための最良の方法の1つとして広く採用されるようになった
1.オブジェクトは本質的に不変であり、長期保存に理想的
2.オブジェクトのバージョン管理は変更を許可しますが、古いデータはそのまま残します(スナップショットのようなものです)
3.オブジェクトストレージは容量に最適化されています。CPU/メモリ/フラッシュに関する制限された要件 ->高密度でコスト最適化されたプラットフォームを可能にします
4.丈夫でアクセスしやすい3rdプラットフォームのバックアップ(3-2-1 バックアップ)
5.複数拠点コラボレーションのためのグローバルネームスペース
6.標準のS3プロトコルで[ビルド] -> [テスト] -> [デプロイ] -> [スケール]を有効にします
2.ブロック、ファイル、オブジェクトの違い
ここでオブジェクトストレージの本来の定義をお話したいと思います。
そもそもオブジェクトストレージは、ファイルまたはブロックストレージとは異なり、オブジェクトストレージアーキテクチャモデルはデータを非構造化方式でオブジェクトとして扱います。このデータは、センサーデータ、写真、ログ、ビデオなど、どのような種類でもかまいません。
非構造化データは、ディレクトリ構造や従来のブロックを含まないフラットな階層構造に編成されたデータです。
このタイプのストレージアーキテクチャは、データを処理するときのアクセス性と速度が向上しています。これは、フォーマットの複数層によってもたらされる複雑さとオーバーヘッドを排除するためです。
各オブジェクトは、データ、そのメタデータ、およびオブジェクトを識別するために使用される固有のキーを含みます。
オブジェクトストレージで使用されるメタデータは、それが記述するオブジェクトに関するきめ細かい情報を含み、ライフサイクルの任意の時点でオブジェクトを管理および操作するときに柔軟性と制御性が向上するため、リッチメタデータと見なされます。ファイルシステムやリレーショナルデータベースなどの他のストレージソリューションには通常、より高レベルのメタデータがあり、そのデータを使用する高レベルアプリケーションでデータに関するコンテキスト情報の追加処理が行われます。
3.Nutanix Bucketsについて
Nutanix Bucketsでは、すべてがオブジェクト中心であり、オブジェクトのニーズを満たすために非常に柔軟になっています。
オブジェクトはバケット内に格納します。バケットは、何十億ものオブジェクトを格納できるストレージコンテナです。
これらのオブジェクトにアクセスするには、PUT、GET、DELETEなどの単純なHTTP REST API呼び出しを使用します。
Nutanix Bucketsは、AmazonのSimple Storage Service API(S3 API)と互換性があります。S3 APIは、広く知られており、AWSのアプリケーション以外で広く使用されています。
Nutanixは、このAPIをアクセスプロトコルとして採用し、Nutanixバケットに移行するときに既存のコードを変更する必要がほとんどないかまったくない、使い慣れたインターフェイスを開発者に提供します。
さらに、Bucketsにより、Nutanixプラットフォームのユーザは、高度にスケーラブルなハイパーコンバージドアーキテクチャの上に非構造化データを格納および管理できます。
クラウドホステッドソリューションと比較すると、このオンプレミスモデルは、オブジェクトの保存に関連するコストをより一貫した方法で管理し、それらのオブジェクトの場所に関する透明性を高めます。
Nutanix Bucketsの特徴として、シンプルなアーキテクチャでかつセキュアな環境を提供します。また、Nutanixの特徴でもあるスケールアウトにも対応しています。
NutanixのAOSの機能をフルに活用できるように、容量効率のも優れた機能を持ち、自己修復機能もサポートしています。
4.Nutanix Bucketsのアーキテクチャについて
先にもお話したようにNutanix BucketsはS3APIをサポートし、単一のグローバルネームスペースをサポートします。オブジェクトストレージを形成する部分については、K8Sベースのマイクロサービスで提供します。以前ご説明したオブジェクトストレージはOVSの仮想マシンが入っていましたが、今回はコンテナ化することで、とてもメモリ容量も小さくできるようなサービスで実現します。
次回のブログでアーキテクチャに触れていきたいと思います。
よろしくお願い致します。