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Nutanixが提供するオブジェクトストレージ ~Nutanix Bucketsの紹介~(その2)

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。本日はNutanixが提供しているオブジェクトストレージサービスのBucketsを紹介します。

先週に引き続き第二弾としてBucketsのアーキテクチャをお話しますが、.NEXT 2019の内容も一部反映してお伝えしたいと思います。

前回のブログ:

https://blog.lenovojp.com/entry/2019/05/11/041218

1.Nutanix Bucketsについて

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前回の記事でNutanixがすべてのワークロードに対応したとの話をしておりますが、今回.NEXT 2019でもお話がありました Nutanix MineについてもオブジェクトストレージのBucketsが関係してきます。(Nutanix Mineは今後お話できるようになりましたが、掲載したいと思います)

今までのNutanixはどちらかというと構造化されたデータを保存するストレージとして利用されていましたが、今後は非構造化されたデータも格納できるような要件にも対応していきます。その背景には前回も紹介しましたが、ビッグデータやIoTなどの普及などが挙げられます。

では、オブジェクトがどのようなユースケースで利用されるものなのかをご説明したいと思います。

2.ユースケースごとの機能

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 主なユースケースはこちらになります。DevOps環境においては、クラウドで利用されることが多いことから、S3のAPIをベースにデータをやり取りを行います。またデータについても、IDで管理されているものをHTTPベースでやり取りすることから非常に開発がシンプルで、ヘッダ上に検索に必要な情報を載せることによりデータを引き出せます。パフォーマンスについても、最初の1バイト目のアクセスまでの時間も早くなっています。

また、オブジェクトストレージは長期保存にも優れており容量さえあれば無限にスナップショットが取れるストレージです。一度書き込みを行ったら、読み込みは何度もできるWORM機能にも対応しているためセキュリティにも優れており、またアメリカのセキュリティ基準にも満たしています。

3.なぜNutanix Bucketsが良いのかf:id:t_komiya:20190519132302p:plain

オブジェクトストレージが他社にもありますが、なぜNutanixのBucketsが良いのかをお話したいと思います。

オブジェクトストレージは、以下のようなところに特徴があります。

・大容量ストレージ

・スケーラブルに保存が可能なバックアップ

・レガシーストレージよりもスケーラビリティ

・オンラインのオブジェクトストレージサービス

・データ解析

これらの機能に合わせてNutanixがBucketsが良いところは、Nutanixの機能の一部として利用できること。1クリックで簡単な操作ができることなどが挙げられます。

オブジェクトストレージ専用でNutanix Bucketsを利用することは、あまり得策ではないと思いますが、様々なワークロードを動かしている中で、オブジェクトストレージもNutanixで動かすことができますと考えると、非常にお得な機能であると思います。

また、エコシステムについても数多く揃ってくる予定があります。

当初はVeeamのバックアップソフトウェアがBucketsに対応して、その後HYCU(日本にはまだ参入してきていないが、Nutanixのバックアップソフトウェアとしては有名)があります。CommvaultやVeritasなども今後対応予定となっているようです。

4.Nutanix Bucketsのアーキテクチャ

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Nutanix Bucketsのアーキテクチャですが、前回もお話致しましたがマイクロサービスとして提供されます。BucketsのワークロードがK8sのコンテナ上で動作して、CVMと連携することで、メタデータを格納するようになります。K8s上で動作するマイクロサービスのアプリケーションがスケーラブルなグローバルネームスペースを提供して、名前解決を行います。分析機能もこちらのサービスで行います。

他のオブジェクトストレージでも提供している圧縮機能やイレージャーコーディング機能はCVM(Cassandra)の方で実装されます。

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K8sで提供されるサービスではスライドにあるようなものが提供されます。通常のコントローラ機能に加えて、メタデータサービスでデータに検索できるキーを付加してHTTPSのヘッダから検索できるようにしています。またAtlasで監査を行いメンテナンス及びライフサイクルの管理を行います。

BucketsのアーキテクチャはNutanix Bibleにも記載があります。

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Nutanix Bucketsはデータパスを一元化します。通常のファイル読み出しの場合、対象のデータの検索を行いグループの中で見つけてからデータを読み出すようにしているため非常に時間がかかります。オブジェクトストレージは検索するデータに関する情報をHTTPのヘッダに載せてアクセスさせることからほぼダイレクトにデータにアクセスできるようになります。もちろん、こちらはアプリケーション側で呼び出されるパスを埋め込む必要がありますが、逆に引き出せるようにメタデータ管理しているのがオブジェクトストレージの特徴であると覚えて頂ければと思います。

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クラウドでも利用されるオブジェクトストレージは、もちろん耐障害性もあります。ノード障害があった場合にもチェックサムから復元するべきデータを復旧できるようになっています。これはNutanixそのものも同様な機能をCassandraで実現しているため、Nutanix Bucketsにおいても同様な機能はサポートします。

同様にイレージャーコーディングもサポートしています。

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Nutanix Bucketsはセキュリティに観点で3つの機能(認証、承認、暗号化)をサポートします。また、従来のNutanixのストレージ機能と連携して、スケーラブルな機能と圧縮・イレージャーコーディングなどの容量最適化などの機能もサポートしています。

検索機能を強化するために、キーを付加して対象ファイルへのアクセスは早くしています。

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今回Nutanix Bucketsの機能を紹介しましたが、大容量ストレージ基盤を形成する上で必要不可欠は機能を提供するのがNutanix Bucketsであるということを覚えて頂きたいことと、Nutanixを駆使するとすべてのワークロードを統合できるようになるため、今後は目が離せなくなると思います。

 

是非Nutanix Bucketsを導入してワークロードの統合をご検討頂ければと思います。

 

よろしくお願い致します。