LTN Blog 〜 Lenovo Technology Network 〜

レノボのソリューション・サーバー製品に関する技術情報、お役立ち情報をお届けします

Single Node Replication Targetについて学んでみよう!

皆さん、こんにちは レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 小宮です。本日はNutanixのSingle Node Replication Targetについてご説明したいと思います。

Nutanixは通常3ノードで構成しますが、バックアップ用のノードに限り1ノードで構成することができます。ただし、こちらについては仕様を理解した上で構成しないとプライマリノードのバックアップとして構成できないことがありますので、注意が必要です。

それでは、説明したいと思います。

1.シングルノードレプリケーションターゲットとは?

f:id:t_komiya:20190623015733p:plain

シングルノードレプリケーションターゲットは、リカバリ場所として使用できるシングルノードクラスタです。中小企業(SMB)およびリモートオフィス/ブランチオフィス(ROBO)の展開では、DHCPサーバー、DNSサーバー、SQLサーバーなどのインフラストラクチャVMのバックアップと復元に単一のクラスターを使用できます。プライマリサイトのVMに障害が発生した場合は、それらのレプリケートスナップショットを使用して復旧できます。

詳しい内容はイメージを見て頂ければと思います。

では、こちらがNutanixのどのモデルで利用できるのかをこちらに記載しておりますが、全モデル利用できるわけではなく、NXシリーズでも限られたモデルとLenovoのHXでも1機種のみとなっております。

1ノードで構成するため、通常のRF2などとは違い、ノード内での処理で行います。また、RF3などの構成は組むことができませんのでご注意下さい。

また、LenovoのHX1520-Rについては、NXに比べCPUやメモリの選択肢が多くなっております。

 

2.ディスク障害について

シングルノードレプリケーションターゲットクラスタは、ディスクレベルでデータの冗長性を提供します。

したがって、ディスクに障害が発生した場合は、データを別のディスクに保存できます

メタデータは2つのSSD間で複製されます。

SSDに障害が発生した場合は、2番目のSSDでデータとメタデータを利用できます

ディスク障害は2つのカテゴリに分類できます。

  • SSD障害:SSD障害が発生した場合またはSSDが削除対象としてマークされている場合、シングルノード レプリケーションターゲットクラスターは読み取り専用クラスターになり、受信用のレプリケーショントラフィックの受け入れを停止します プライマリおよびシングルノードのレプリケーションターゲットクラスタにアラートが表示されます また、クラスターの回復力ステータスが[Critical]に変わります。回復プロセスも遅くなります したがって、新しいSSDをクラスターに追加して、クラスターを通常状態に戻すことをお勧めします 障害のあるディスクを取り外して新しいSSDと交換すると、この新しいSSDが自動的に検出され、 クラスターは通常の状態に戻ります(読み取り/書き込みモード)
  • HDD障害:HDD障害は通常のクラスターと同じ方法で処理され、(前述のように)SSDが障害になったときに 発生する状況は、HDD障害の場合には発生しません

3.データの回復力(Resiliency)のステータスについ

f:id:t_komiya:20190623020404p:plain

[データ回復力ステータス]ウィンドウには、より詳細なクラスター回復力のステータス情報が表示されます。このウィンドウには、クラスタが安全に耐えることができる障害の数と種類に関する情報が表示されます。シングルノードレプリケーションのターゲットクラスタの場合、[Failures Tolerable]列には、許容できるそのコンポーネントタイプ(ホストとブロックではなくディスクとホスト)の同時障害数(0、1、または2)が表示されます。失敗を許容できない場合は、制限を強調するためのメッセージが表示されます。

4.シングルノードレプリケーションターゲットの要件と制限

f:id:t_komiya:20190623020537p:plain

要件と制限についての注意点としては、NXシリーズの場合は制限がちゃんとSupport Portal上に記載されています。シングルノードレプリケーションターゲットについては、仮想マシンをインプリすることができますが、搭載しても良い条件が5台まで、IOPSも1000以下にする必要があります。

ちなみにLenovoのHX1520-Rについては、このような条件はスペックによって異なるため、明確な要件の記載はありませんが、搭載するCPUコアやメモリ量と合わせて確認する必要があります。

また、重複排除やEraser Codingなどのサポートはありません。

プライマリ環境も確認の上で、是非ノードの構成をご検討下さい。

f:id:t_komiya:20190623021130p:plain

また、ガイドラインとしてRPOなどや1日の変更量にも規定があります。

RPOは6時間、1日の変更量も5TBです。また、ライセンスについても通常はStarterでも問題ありませんが、プライマリノードに依存します。暗号化などを利用している場合はレプリケーションターゲットでもUltimateが必要になりますのでご注意下さい。

5.シングルノードレプリケーションターゲットノードのイメージング

Controller VM FoundationとStandalone Foundation(※)の両方を使用して、シングルノード レプリケーションターゲットノードをイメージングできます。

)注 Standalone Foundationを使用したイメージングは​​、Nutanixのセールスエンジニア、サポートエンジニア、およびパートナーに限定されています。この手順については、Nutanixカスタマーサポートまたはパートナーにお問い合わせください。

 

Controller VM Foundation

  • Controller VMファンデーションでは、ファンデーションプロセス中にプライマリクラスターノード (3つ以上のノード)とシングルノードレプリケーションターゲットクラスターノード(1つのノード)をマップできます
  • Standaloneのシングルノードレプリケーションターゲットクラスタを作成することもできます プライマリクラスタとレプリケーションターゲットクラスタをマッピングしない場合は、 レプリケーションターゲットクラスタをリモートサイトとしてプライマリクラスタに追加が必要

Standalone Foundation

Standalone Foundationを使用している場合、プライマリクラスタとレプリケーションターゲットクラスタのマッピングは実行できません。レプリケーションターゲットクラスタをリモートサイトとして主クラスタに追加する必要があります。

 

6.シングルノードレプリケーションターゲットクラスタの設定

基本プロセス中にプライマルクラスタとレプリケーションターゲットクラスタをマッピング していない場合は、このクラスタをリモートサイトターゲットとして手動で設定して、 保護ドメインのデータレプリケーションを保存できます

シングルノードレプリケーションターゲットクラスタでリモートサイトを設定するプロセスは、バックアップのみの機能を使用してリモートサイトを設定する必要があることを除いて、 通常のクラスタ用にリモートサイトを設定する方法と同じです

7.シングルノードレプリケーションターゲットクラスタ使用したリカバリ手順

何らかの理由で主クラスタ上のエンティティに障害が発生した場合は、シングルノード レプリケーションターゲットクラスタに複製されているスナップショットを使用してエンティティをリカバリできます

シングルノードレプリケーションターゲットクラスタから保護エンティティを復元するプロセスは、通常のクラスタのエンティティを復元する方法と同じです